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女性委員会2018男女共同参画研修会

‘‘身近にあるハラスメントや暴力を見抜く力を付つけ、解消する取り組みを進めよう!”

連合兵庫女性委員会2018男女共同参画研修会開催

◆連合兵庫女性委員会は、6月30日(土)の14:00より、兵庫勤労福祉センター2階会議室にて、女性委員会役員を含む63名(女性40名:男性23名)を集めて、2018男女共同参画研修会を開催しました。

◆連合では、毎年6月を「男女平等月間」と位置づけ、だれもが安心して働き続けることができる職場づくりをめざして、さまざまな取り組みを進めています。連合兵庫女性委員会は、その取り組みの一環として、国内外でも問題となっているセクハラ、パワハラなど様々なハラスメントや暴力について認識し、職場でのハラスメントの予防と解決策を学ぶため、この研修会を企画しました。

◆研修会は、白石美紀子:幹事(UAゼンセン)の司会・進行ですすめられ、まず冒頭に主催者を代表し、谷口加代子:委員長(電機連合)より研修会の趣旨とともに、6月15日~17日に取り組んだ「女性のための労働相談ホットライン」の報告に加え、国内外のハラスメント対策の法整備などについて述べました。

◆つづいて、連合兵庫副会長で連合兵庫男女共同参画推進委員会委員長の丸田聡(フード連合)から、連合兵庫を代表して、男女共同参画推進についての課題および、推進のための継続した取り組みの必要性を述べたのち、日頃より女性委員会の諸活動にご協力いただいている来賓の平木博美:神戸市議会議員(連合兵庫推薦議員)より、激励のごあいさつをいただきました。

 谷口:女性委員会委員長  丸田:連合兵庫副会長 平木:神戸市議会議員
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◆研修会は、基調講演とグループ・ディスカッションの2部形式とし、講師に関西大学文学部の多賀太教授をお招きし、「これってハラスメント? ~安心して働ける職場づくりを目指して~」と題したご講演をいただきました。

◆多賀先生は、女性の問題を取り組む一方で、男性のあり方が女性の問題を生じさせていることや、性別役割分担的な要素をかかえている男性の問題について研究し、その他にも、男性主体で女性の暴力をなくすホワイトリボンキャンペーンという活動を経て、現在も市民活動をおこなわれています。

◆講演では、身近に数多くあるハラスメントについて説明いただき、それらの多くは、職務上の地位や人間関係など優位性に由来する権力を背景として発生しているが、必ずしも強いものから弱いものへおこなわれてるものだけではなく、同僚間やあるいは権力関係で劣位の者から優位の者へも起こり得る。圧倒的に男性から女性へのハラスメントが多いが、女性から男性へ、男性から男性へ、または性の多様性に関する適切な理解のない者から性的マイノリティ―へと行なわれることもある。いずれにしても、ハラスメントは、相手の尊厳や人格を傷つける重大な人権侵害である事に加え、ハラスメントの被害者は労働意欲が低下するだけでなく、組織の人間関係も悪化し、結果的に生産性の低下と企業のイメージダウンにもなるため、組織の一人ひとりが一丸となり、予防する必要があると述べられました。

◆この講演を通じて、ハラスメントのない職場づくりにするためには、誰もがハラスメントの被害者にも加害者にもなり得ることから、日頃からのコミュニケーションで風通しのよい雰囲気づくりと相手の立場や気持ちへの想像力を磨き、人間として対等な関係を心がけ、継続的に人権啓発・学習することの大切さを学びました。

◆その後、参加者たちが10組のグループにわかれてグループ・ディスカッションをおこない、基調講演の感想に加えて、職場のハラスメント防止対策やその課題など、労働組合として、また個人として今後の取り組むべきことについて、意見交換をしました。

◆意見発表では、次のような感想や悩みなどの発言がありました。
・異業種の方と話すことによって、実際に男性から男性へのハラスメントがあることを認識し、それに対する取り組みなどさまざまなヒントを得ることができたので、今後、職場に持ち帰って防止・改善に努めたい。
・そもそもハラスメント研修を受ける機会が少ない。相手との関係性やジェンダーギャップをどう埋めるか。つい相手の話を否定してしまうなど痛感した。
・ハラスメントの自覚がなかったことに気づいた。考える良い機会となったが、今後、部下への対応や二次被害を与えないか意識しすぎてしまう。
【多賀先生のコメント】
★日頃からコミュニケーションがとれていれば、悪気なくおこしてしまっても、潔く謝ればよいのでは。
・会社でのパワハラに対して、傍観者になってしまっている。
・ハラスメントを指摘できる環境づくり。本人が気づかないなら、気づかせてあげたい。しませんだけでなく、見逃しませんを日々意識する。
・上司に思い切って伝えたら、気づかなかったと素直に謝ってもらえ、その後、関係がよくなった。
・過去に職場でパワハラがあったが、月一度の学習会で解消することができた。
・女性活躍を推進するにあたり、女性に対して過剰な配慮してしまう。
【多賀先生のコメント】
★北欧では、男性も女性も子育てや介護をしながら管理職が務まっている。
そのような環境整備もしないで、女性が管理職を引き受けてくれずに辞めてしまうことに対して、「女性は引き受けてくれない」というのではなく、家事等をやらない男性を標準とした働き方のままでは引き受けられないので、そこを変える必要がある。

◆研修会の最後に、安樂雅枝:事務局長(UAゼンセン)から、研修会のまとめと閉会のあいさつをおこない、終了後に女性委員会役員は、講師の多賀先生ともに「STOP!仕事におけるジェンダーに基づいた暴力キャンペーン」のプラカードを掲げ、ハラスメント根絶に向けて取り組む決意をアピールしました。

安樂:女性委員会事務局長
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