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女性委員会2019男女共同参画研修会

だれもが安心して働ける職場と、ジェンダー平等な社会をめざそう!

連合兵庫女性委員会2019男女共同参画研修会を開催

◆連合兵庫女性委員会は、6月29日(土)の14:00より、兵庫勤労福祉センター2階会議室にて、女性委員会役員を含む45名(女性25名:男性20名)の参加により2019男女共同参画研修会を開催しました。

◆連合では、毎年6月を「男女平等月間」と位置づけ、だれもが安心して働き続けることができる職場づくりをめざして、さまざまな取り組みを進めています。その取り組みの一環として連合兵庫女性委員会は、近年の課題となっている国内外で頻発するハラスメントや差別の根絶、そして、女性役員の登用や女性の参画が進まない原因には、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)が関係しているのではと考え、自分自身が気付いていない偏見や思い込みを知り、柔軟な思考で誰もが働きやすい職場と男女で担う労働組合に繋げるため、この研修会を企画しました。

◆研修会は、大西佐也加:幹事(ゴム連合)の司会・進行ですすめられ、まず冒頭に主催者を代表し、西嶋保子:委員長(兵教協)より研修会の趣旨とともに、6月24日に取り組んだ兵庫労働局雇用環境・均等部への「雇用における男女平等に関する要請」の報告に加えて様々なハラスメント問題にも触れ、本日の研修のキーワードである「アンコンシャス・バイアス」について皆さんと共に考え、今後の仕事や生活にいかせるような実りある研修会にしようと挨拶がありました。

◆続いて、連合兵庫副会長で連合兵庫男女共同参画推進委員会委員長の丸田聡(フード連合)から、連合兵庫を代表して、男女共同参画推進についての課題および、女性が意思決定の場に加わる重要性にも触れ、連合兵庫を含めた単位組合までの更なる取り組みの必要性を述べ、挨拶しました。

 司会進行
大西幹事(ゴム連合)
 主催者あいさつ
西嶋委員長(兵教協)
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 連合兵庫代表あいさつ
丸田副会長(フード連合)
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◆研修会は、講師に株式会社ICB 代表取締役の瀧井智美先生をお招きし、「私にもある?アンコンシャス・バイアス ~『無意識の偏見』に気づき、柔軟な思考で働きやすい職場へ~」と題して基調講演の中にグループディスカッションやワークを取り入れた形式でご講演をいただきました。

 講師:瀧井先生  グループディスカッション・ワーク 全体風景

◆まず最初に、瀧井先生よりアンコンシャス・バイアスが何であるか、そして近年、その言葉が注目されてきた背景とダイバーシティ&インクルージョンの重要性について説明を受けました。「アンコンシャス・バイアスとは、自分自身が気づいていないものの見方や考え方の歪み・偏りのことであり、一言でいうと『無意識の偏見』です。それは、考える以前に瞬時に起こる知的連想プロセスの一つで高速思考ともいわれ、無意識の思い込みからでる日常の些細な言動・行動が周囲の人を不快にさせ、パフォーマンスやモチベーションを下げることに繋がり、組織にも悪影響を及ぼすことになる。だれもが安心して働きやすい職場にするためには、自分自身の思い込みや偏見に気づき、多様性や価値観・考え方の違いを受けいれ、率直な意見や会話ができる組織風土・雰囲気の醸成をひとり一人が作っていくことが必要である。しかし、無意識であるがゆえに自分自身の偏見や思い込みに気づくことは非常に難しいので、本日の研修を通じ、他の人との意見交換の中で意識のアンテナを立てて周りの方から学んでください。そして、皆さんの中にある先入観や固定観念に気づき、アンコンシャス・バイアスに敏感になってください。」と述べられました。

◆その後、グループワークの中で実際に職場であるアンコンシャス・バイアスを洗い出し、さまざまなバイアスのパターンがあることを認識しました。気づきの後は、アンコンシャス・バイアスをなくすために何が必要で何ができるのかを話し合い、それぞれが取り組むべきことを考えました。残念ながらアンコンシャス・バイアスを完全になくすことはできないが、緩和するために最も重要なことは人と関わる力・コミュニケーションスキルであり、相手の立場に立って共感的に耳を傾け、相手の言葉だけでなく表情や態度からも感じ取るように努める。そして相手の良い面を引き出し、また、質問することによってその人の価値観・考え方がわかる。たとえ自分の考えと違っていても、自分が正しいと思い込んでいるエゴかもしれない、いつもの習慣・慣習の当たり前を疑ってみてもいいかもしれないなど、自分自身にも問いかけてみることが必要であることを学びました。

  グループディスカッション・ワーク 風景

 

<グループワークで出た職場によくあるアンコンシャス・バイアス(偏見や思い込み)発言>
「女性で営業なんて大変だね」「女性には組合の役員をたのめない」「子育て中の女性に残業は無理」 「女性は役員をやりたがらない」「女性はすぐ辞める」「男性の育休は取りづらい」
「女性は会計、男性は対外的な業務」「力仕事は男」等、なんとなく性別で仕事の内容が決められてい る。
「備品の補充は当然のように女性がおこなっている」「お土産を配ることを女性に任される」
「今時の若い人は…」「年上の部下は扱いにくい」「あの人だからできるが他の人には任せられない」
「若い人は失敗が多い」「ウチの組織は大丈夫」
男性が出張の場合は聞かれないが、女性の出張の場合だけ「子どもはどうしてるの?」と聞く。
どうして男性には聞かないのか?子どもの世話や面倒は女性の仕事と決めつけている。
「どうせ非正規だから…」「正社員のくせに…」「私にはできない」「みんながやっているから…」

 【上記のアンコンシャス・バイアスに対しての瀧井先生のコメント】

 性差でできないという思い込みは話によく出てくるが、実際に業務を並べてみて、本当に男性と女性、あるいはその人でないとできないのかを検証して見直した経験がある。また、慈悲的差別が、女性の活躍や育成に悪い影響を与えている。女性や少数派への無理をさせないでおこうとか可哀そうなどと本人に聴きもせず、配慮のしすぎは排除になり得る。また、私にはできないなど、自分で自分を過小評価するのは、自分の可能性を閉じてしまうことがあるので、本当にそうなのか問い直す必要がある。


◆講演の最後に、瀧井先生よりアンコンシャス・バイアスを自分でコントロールするためのヒントとして、①自分自身の思考や行動パターンに囚われがないかを認識し、②自分のバイアスは排除し、多面的な視点で人物評価を行う。③違和感を覚えたらすぐに表明し、自分の意見や考えをオープンにする。④職場のメンバーには声を掛ける頻度を増やし、コミュニケーションの質と量を高めて理解を深める。⑤少数派の人が意見を出しやすいよう支援し、相手の良い面に目を向け褒める・伝えることなどを心掛けるよう述べられました。

◆研修会の最後に、安樂雅枝:事務局長(UAゼンセン)から、研修会のまとめと閉会の挨拶をおこない、終了しました。

閉会あいさつ
安樂事務局長(UAゼンセン)
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