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2018年 年頭のあいさつ

<2018年 年頭のあいさつ>

連合兵庫会長 辻 芳治

 新年明けましておめでとうございます。
 年頭にあたり謹んで新年のご挨拶申し上げますとともに、旧年中に賜りました連合兵庫の運動に対しますご指導・ご支援に心より御礼申し上げます。
 さて、2018年(平成30年)の幕が開きました。1989年(平成元年)に結成された連合兵庫にとって、明年(2019年)に迎える「結成30周年」への橋渡しとなる重要な年の幕開けです。次の飛躍に向けた地力を強化するため、「組織力」「政策力」「発信力」に一層磨きをかけ、組織内外からの信頼感を高められるよう、連合兵庫の一体感ある運動に邁進しなくてはなりません。そのうえで、すべての働く者の立場に立って進める連合運動を、次の時代へとつないでいく「確かな一歩」を堅実に踏み出そうではありませんか。
 私たちを取り巻く情勢は、支持政党の混迷に象徴される政治課題など、本年も一筋縄ではいかない難問山積です。混沌とする政治に翻弄されてばかりもおれませんが、決して悠長な対応も許されないのも現実です。こうした問題意識も共有しながら、次の諸課題に一丸となって向き合う一年にしたいと考えています。
 その一つは、地協再編検討への対応です。将来にわたって持続可能な運動・組織・財政基盤づくりに真正面から向き合い、すべての構成組織・地域協議会の英知を結集した誤りなき方向づけで、「次の飛躍」につなげていきます。
その二つは、「クラシノソコアゲ応援団!連合キャンペーン」の全県的な盛り上げです。組織内への浸透をめざす「タテの深堀り」を徹底するとともに、街頭アピール活動の定例化とこれまで以上の盛り上げによる「ヨコの広がり」に向けた取り組みを強化します。
その三つは、男女共同参画推進の取り組みです。連合運動における「若年層と女性の活躍推進」を一層力強く進めるため、「参加と対話」をベースに認識を深め合うとともに、クォータ制導入による女性役員選出のあり方検討を促進し結論付けをめざします。
 その四つは、政治課題への対応です。先の総選挙を受け支持政党(民進党)が三つに分裂する事態となってしまいました。連合は、支援する議員一人ひとりとの関係に重きを置いた、政党の枠に縛られない新たな枠組み「連合フォーラム(仮称)」を設立します。連合兵庫は、こうした連合中央台の動向に最大限注視しつつ、明年の統一地方選挙、参議院選挙も視野に入れながら、本年中に施行される中間選挙への対応とあわせ、明年に向けた環境整備等に万全を期すため、組織内議員懇談会(仮称)の設立、連合組合員の政治意識高揚などの課題に対しても、目的意識的な取り組みを進めます。
 そのほかには、①直面する2018春季生活闘争並びに同時並行となる「働き方改革」の推進、②「40万連合兵庫」をめざす組織拡大の2020年に向けた取り組みの加速化、③「働くことを軸とする安心社会」の実現につなげる政策・制度の取り組みなどの重要課題の前進を期すことも問われてきます。いずれの課題も、結成30年以降につなげる礎ともなる重要な意味合いがあります。こうした認識のもと、兵庫県下それぞれの地域や職場で、気持ちも新たに積極果敢な取り組みに邁進して参りましょう。
 本年も、連合兵庫の諸取り組みに対する一層のご支援・ご協力をお願いするとともに、各組織そして組合員の皆様にとって、この一年が幸多き充実したものとなりますようご祈念申し上げ、新年のご挨拶と致します。
 本年も共に頑張ってまいりましょう!