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  • 労働対策

2012春季生活闘争 政策・制度要求実現総決起集会

  • 場所:神戸市 東遊園地
  • 時間:2012年3月10日(土)

復興・再生に全力 働くことを軸とする安心社会を実現しよう! 


◆連合兵庫は3月10日(土)、神戸市中央区の東遊園地で 『2012春季生活闘争 政策・制度実現総決起集会』 を開催しました。集会には構成組織・地域協議会から約2500名が参集、全ての労働者を視野に入れた闘いを進める中で 「賃金の復元・格差是正」にとりくむとともに、「災害復興・「国民生活改善」を中心とした政策・制度要求の実現も目指していくことを確認しました。
◆集会終了後には、参加者全員で会場から生田筋までデモ行進をおこない、連合が掲げる 「復興・賃金復元」 等の考え方をアピールしました。(また、当日は決起集会開催に先立ち、官公部門連絡会が同所において 『公契約条例と公共サービス基本条例の制定を求める兵庫県集会』を開催、女性委員会が3月8日の国際女性デー世界連帯行動の一環として、会場周辺および三ノ宮センター街東口において 『男女共同参画社会の実現』 を中心とした連合の方針をアピール。道行く人々にアピール文を掲載したビラを配布しました) 
◆集会は土肥:事務局長代理の開会の言葉で幕を開け、集会議長に筒井:神戸地域協議会副議長(電力総連)を選出しました。
◆議長就任のあいさつ  筒井:集会議長
「東日本大震災からちょうど1年が経過しましたが、被災地ではいっこうに復興の兆しが見えない状況です。 1日も早く復旧・復興が成り、被災者の生活に活力と明るさが取り戻せることを切に祈ります。
  また、わたしたちの春季生活闘争をとりまく情勢は、国内的には一部で震災復興需要の影響で活況が見られることもありますが、世界経済の状況など総じて厳しい経済環境となっています。経営者側はいまなお総人件費抑制の姿勢を持続したままです。しかし、日本経済を自律的成長路線へ回復させるためには賃金の復元・格差是正・底上げ・底支えを実現していかなくてはなりません。この決起集会を通じ、闘いの目的を全組織が共有し、『働くことを軸とする安心社会』 の実現をめざして、積極的な闘いを進めていきましょう」

主催者代表あいさつ 会長 森本 洋平 
◆連合兵庫2012春闘総決起集会に結集された仲間の皆様、寒い中大 変ご苦労様です。主催者を代表して、本集会に結集された皆様方と、全ての働く仲間に連帯のご挨拶を申し上げます
◆皆さん、明日3月11日は「東日本大震災」から1周年を迎えることとなります。午後2時46分大地震と共に、津波、そして原発事故という未曾有の複合的大災害に見舞われました。
◆この大災害により、多くの犠牲者と今なお避難生活を強いられている被災者を出すに至りました。改めて、東日本大震災で犠牲になられた方々の御霊に心より哀悼の意を表し、黙とうを捧げたいと思いますので、ご起立・脱帽の上、ご協力をお願いいたします。
【 黙    祷 】
◆さて、2012春季生活闘争がスタートいたしました。掲げられたスローガンを見て下さい。今年の春闘は特別な意味合いがあります。
 「復興・再生に全力、働く事を軸とする安心社会を実現しよう」
 「復元、格差是正、底上げ・底支えでデフレ・縮小経済からの脱却」
◆この春闘スローガンを今年ほど皆さんと、全ての働く仲間と共に共有したいと思ったことはありません。この2012春闘が日本再生・復活に繋がったと言われる結果を残したいと思っています。
◆これまでの春闘であれば経団連が毎年出している「経営労働政策委員会報告」に対して反論するところですが、敢えて今年は申し上げません。「震災復興なくして日本の再生はあり得ない。」という思いは、労使共通だと思うからであります。
◆小さなミクロの問題の論議をするのではなく、如何にして現状の日本経済を再生し復興に繋げていくのか。そのために、今何をなすべきか、答えは明らかです。生活者への活力注入です、労使の英知と勇気と決断によって、日本の復興に取り組むべきであると思います。
◆確かに震災復興半ばの春闘であり、残念ながら昨年と比較して社会状況は何一つ良い指標はないという状況です。しかし今年の春闘を震災復興の起爆剤にしたいと思うのは私だけではないと思います。
◆勿論、厳しい春闘になることは十分認識しています。しかし、このような苦しい時ほど、働く者の素朴な声と思いを、大きな声にすることが、連合運動の社会的責任だろうと思います。具体的要求項目についても、賃金だけに拘らず、年間を通して1%程度の労働条件改善を求めることとしています。
◆考え方は、ピークであった1997年の賃金水準対比で、4%低下している現状を、数年かけて回復させようという、働く者にとって何ともつつましやかな要求であると思っています。
◆従って、ベアに限らず、一時金や諸手当など給与総額ベースでの達成を目指すこととしています。とは言え、東日本大震災の復興も道半ば、国家公務員の給与削減も実施されます。そのような国民感情もしっかりと受け止めた春闘にしなければなりません。


◆兵庫県の経済・雇用情勢は、景況感、個人消費、生産指数、有効求人倍率、倒産件数など、全ての指標で震災の落ち込みや円高の影響から脱しつつあり、ほぼ横ばいか持ち直しつつある現状です。
◆今後、来週14日の先行組合の集中回答日を前半の山場として、中小共闘を軸に最大限の努力を傾注してまいります。最低限、地域ミニマム目標である、賃金カーブの維持を獲得し、その上でベアに拘らない、労働諸条件の改善を目指してまいりたいと思います。
 加えて、正規・非正規の格差縮小、同一労働・同一賃金の考え方で、全ての働く者の労働条件向上に繋げたいと考えています。
◆そして、もう一つの大きな課題としてあるのが、政策制度課題の実現です。ご案内のように、2月末に国家公務員の給与削減法案が成立いたしました。しかし同時決着すべき関連4法案はいまだ審議すらされていません。このことは、政府と約束した事項であったはずであり、連合としては非常に遺憾であると言わざるを得ません。今国会での早期の審議開始を求めておきたいと思います。
◆一方で労働者派遣法改正については、衆議院で成立し来週  には参議院で審議されることとなりました。現状のねじれ国会の中では中々思うように前進いたしませんが、私たちに大きな影響がある政策については、国会での粘り強い取り組みを期待したいと思います。
 泥臭い政治も必要でしょうが、泥をぬぐい、手を汚さず、臭いだけの政治にならないよう、お願い申し上げておきたいと思います。
◆このような状況での春闘となりますが、連合兵庫は従来からの取り組み方針どおり、中小共闘を中心に、情報発信と底上げに全力を傾注してまいります。
  加えて「非正規共闘」の取り組みも視野に入れて、地協ユニオンの方々も含めて取り組んでまいります。
◆本集会に結集された皆様方には、戦いの先頭に立っていただき、春闘を引っ張っていただけるようお願い申し上げます。2012春闘は、ひと味もふた味も違った春闘だったと評価されるよう、全力で戦い抜く事を御誓い申し上げ、連帯のご挨拶とさせていただきます。
 共に頑張りましょう。ありがとうございました。

春季生活闘争情勢報告  辻:事務局長
◆ 「2012春闘は、要求提出段階から本格的な交渉局面に突入しており、来週3月14日~15日の最大のヤマ場を目前に控え、大手先行組合の緊迫した労使交渉は、いよいよ大詰めを迎えようとしています。
  日本経済の現状は、震災復興需要が見込まれるものの、国際経済の減速懸念、国内の電力需給問題や歴史的な円高水準などに起因する国内産業の空洞化懸念などから不確実性や不透明感が高まっており、昨年以上に厳しい情勢となっています。
  しかし、だからと言って、私たちが手をこまねいていたのでは、東日本大震災からの復興・再生も、震災前からの課題であるわが国の構造的問題の解消も果たすことはできません。
  今、勤労者は、さまざまな不安を抱えており、それが消費の低迷に連鎖し、需要不足からさらに日本経済が低迷するという悪循環(デフレスパイラルと言われる状況)を繰り返しています。いわゆる「失われた20年」と言われていますが、これからもこの負の連鎖を続け「失われた30年」になる様なことは何としても阻止しなくてはならないということだと思います。
  次に、連合本部が3月4日現在で集計した要求状況の特徴点について報告申し上げます。
  賃金改定要求に関しては、平均方式で「2,108組合」が要求を提出しており、昨年に比べて要求組合数で435組合増えています。要求金額は「5,912円(引き上げ率で2.07%)」とほぼ昨年並みです。
  一時金は、年間要求方式では月数方式で要求する組合数は1,823組合となっており、これも昨年と比べ136組合増となっています。平均要求月数は、「4.75カ月」とほぼ昨年並みです。
  労働時間短縮・労働協約関係では、所定労働時間の短縮要求が581組合(158組合増)、割増率引き上げ要求が763組合(150組合増)、男女の賃金実態の把握、点検または改善を求める要求が226組合(90組合増)となっており、今次春闘の新たな要求項目である「希望者全員の65歳までの雇用確保措置」については800組合が要求しています。また、非正規労働者の処遇改善でも1,178組合が要求を提出しており、昨年比で約400組合増となっています。
  以上が要求状況の特徴点ですが、厳しい情勢にあるなかで、連合方針をふまえ「働く者への適正な配分」「均等待遇」「格差是正」を追求しようとする組合の姿勢を反映したものと受け止めることができます。
  次に、昨日開催されました連合第4回中央闘争委員会で確認された「ヤマ場に向けた取り組み方針」について申し上げます。
  3月17日までに回答を引き出す予定の「第一先行組合」は、3月8日現在で318組合となっており、経営側の賃上げ抑制をはね返して生活改善と景気回復を実現すべく、総力をあげて闘い抜くことを確認したうえで、以下申し上げる5項目が意思統一されました。
  一点目は、「すべての組合は、賃金カーブ維持分(定昇およびその相 当分)を確保し、賃金水準の低下に歯止めをかける。将来に向けた人的投資をすすめるとともに、それぞれの要求内容をふまえ、労働条件の復元・格差の是正を図っていくこと。」
  二点目は、「5つの共闘連絡会議は、相互の交渉状況の共有化を図るなど連携を密に行なうとともに、企業連・単組への指導を強化し、最後まで粘り強く交渉を展開する。各構成組織は、回答状況を速やかに連合に報告し、連合は社会的波及効果が最大限得られるに公表する。各産別・単組は、あらゆる状況を想定して、スト権の確立やその他の戦術が速やかにとれるよう闘争態勢の点検・整備をはかること。」
  三点目は、「各産別・単組は、非正規労働者の処遇改善に向けて、正社員と同時決着をはかる。各産別は、回答結果を速やかにパート・非正規共闘に報告し、連合は社会的波及効果が最大限得られるように公表すること。」
  四点目は、「ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取り組みや、改正育児・介護休業法の定着等を図る。産業実態に合致した総実労働時間の短縮を推進し、雇用の維持・創出につなげること。」
  最後五点目は、「中小組合・地場組合の4月末決着を実現するため、構成組織、地方連合会は地域共闘の取り組みなど、中小組合の闘争支援、早期解決の取り組みを強める。4月9日~13日を中小・地場組合の集中行動ゾーンとして回答を引き出し決着するよう取り組むこと。」 以上の5点であります。
 連合は2012春闘において、危機を乗り越えるための原動力は「人」であり、組合員の意欲・活力を引き出すためにも「人への投資」が必要であると訴え、今日までの闘いをすすめてきました。しかし、経営側は、雇用を守ることが最優先であると主張し、組合要求をはねつける姿勢で臨んでいます。とりわけ、「定期昇給の凍結・延期の可能性」にまで踏み込んだ主張をしていますが、こうした態度は論外であり、断固として跳ね返さなければなりません。
  それぞれの個別労使交渉において、企業内に閉じた総額人件費管理の名を借りた「コスト削減ありき」というミクロの論議に埋没することなく、震災からの復興・再生、そして、デフレ脱却と持続可能な日本経済好循環への転換に向けて、『企業の「社会の公器」としての責任を果たすべきだ』との「マクロ的観点」から、徹底した論議を期待するものです。
  今次春闘のスローガンは、「復興・再生に全力、働くことを軸とする安心社会を実現しよう」です。
  東日本大震災以降、「被災地の復興なくして日本の再生はない」ということがよく言われてきましたが、今次春闘は、「すべての働く者の処遇改善」を掲げた3年目の挑戦ということに加えて、震災で再認識した「絆」「支え合い」という大切な価値観を復元する。そして、震災復興・日本の再生へとつなげていこうという、これまで以上に重要な意義があることを確認し合いたいと考えるところです。
  最後になりますが、連合兵庫は、ローカルセンターの役割として、産別指導にもとづく賃金交渉の状況など適宜情報発信することによって、「中小共闘センター」に結集する中小・地場等組合の交渉を下支えし、相場波及力を高めるとともに、県下の各地域協議会との役割分担にもとづく、産別・単組激励行動と合わせシッカリと役割を果たしてまいります。各構成組織・単組におかれましては、「ゆるぎない決意と態勢」を固め合い、最後まで力強く闘い抜かれることをご期待申し上げ、私からの報告・提起とします。」

国会情勢報告  松本:民主党兵庫県連代表
◆「本集会 には、わたしの同僚である、辻:参議院議員・水岡:参議院議員・井戸:衆議院議員・向山:衆議院議員・ほか県市会議員が多数参加させていただいております。
  国会は予算案が衆議院を通過、日本の活性化のために法案を政争の具にすることなく、真摯に議論し経済再生、被災地復興に踏み出していきたいと考えています。
  民主党政権が生まれて3年目になりますが、さまざまな改革をすすめ成果をあげている半面、経済面においてもデフレをはじめ構造的問題を根底から解決するということはできていません。また、社会保障・子育てなどあらゆる世代の問題について課題に対する認識は間違っていなかったが、スピード感が不足しており、満点をつけていただけるような状況ではなかった。とはいえ、民主党政権だからこそこうした課題に真正面から取り組んでいっているわけです。
  未来への希望につながる社会保障制度を確立し、安心・安全な国民生活を築いていくために、今後とも全力で頑張ってまいる所存です。
  また、公務員の労働基本権確立の問題についても大きな課題であると認識しており、人権にかかわる問題であるので、早期実現へがんばっていきたいと思っています。
  民主党政権であればこそ取り組みがはじまったことが多くあり、難問山積状態ではありますが、みなさんとともに連帯しつつ大きな成果を上げていきたいと考えています。」

連合兵庫2012春季生活闘争必勝決議 (案)

2012春季生活闘争は、いよいよ最大の交渉局面を迎える。
世界経済の不透明感、デフレ・円高など、われわれ労働者の雇用と生活 は危機的状況にあり、日本社会のひずみと不安はもはや限界を超えている。しかしながら経営側は「総額人件費抑制」の姿勢を続けている。そればかりか労使関係を根底から揺るがす「定期昇給」にまで言及している。 

連合は、すべての労働者を視野に入れ、賃金の復元、格差是正、底上げ、底支えをはかると同時に、産業・企業を支える人財力・現場力を高めるための「人への投資」による、日本経済を自立的成長路線へ回復することが、直面する幾多の困難を乗り越えるための唯一の道であり、経営側の論理を断固として跳ね返せねばならない。

連合に結集したすべての「共闘体制」を軸に、すべての組合がそれぞれのおかれた状況を踏まえつつも、1%を目安とした適正な配分を求め、すべての労働者の労働条件の復元・格差是正を実現すべく、不退転の決意で交渉を行う。

今、もっとも優先されるべきは「災害からの早期復興・再生を成し遂げ、社会経済を安定させる」ことと「国民生活の改善」である。

その観点から、「運動の両輪」として「2012年度政策・制度実現の重点政策の取り組み」を強化し、今国会において政府をはじめとする各級議会や関係団体への要請行動を展開し、すべての労働者・生活者の切実な想いを、ひろく訴えていく。

連合兵庫の構成組織・地域協議会が一体となり、組織された労働者として各単組・支部が職場で納得できる回答を引き出す闘いを進め、その成果を未組織労働者の賃金・労働条件へと波及させるとともに、地域社会に影響ある運動を展開し「働くことを軸とする安心社会」の実現をめざし、最後まで闘い抜くことを決議する。

2012年3月10日
連合兵庫2012春季生活闘争 政策・制度 要求実現 総決起集会

公契約条例と公共サービス基本条例の早期制定を求める決議 (案)

今、国内では、社会経済、少子高齢化、人口減少、デフレ経済の長期化、非正規労働者の増大、貧困・格差是正など、課題が山積みしている。 同時に、東日本大震災により、これまでの課題に加え、震災復興、再生とい う困難な課題に直面している。大震災からの復興、再生は誰もが社会的支え合い、人と人のつながりを大切にする価値観など、新たなグランドデザインに基づく新たな地域づくりを第一歩としていく必要がある。
 多くの人々が様々な不安と閉塞感に直面している中で、「働くことを軸とする安心社会」の実現をめざす重要性をあらためて確認する。
 それは、「人は働く事で、人とつながり、社会に参加できる」、その実感が、いま日本を覆う不安をぬぐい去り、安心と経済社会の活動の活性化をもたらすと確信しているからである。
 「働くこと」を支えるためには、ディーセントワークの実現や良質な雇用機会の創出、セーフティーネットの再構築が必要であり、「公共」の果たす役割と公務に携わる事への任務を再認識しなければならない。
 今、全国で連合が進めている公契約条例や公共サービス条例の制定は、その一環であり、兵庫においても、公務・公共に携わる労働者はもとより、連合兵庫に結集する全ての組合員としっかりと連携し、その実現に向け取り組みを更に強化する。
 経済至上主義、新自由主義のもたらした現在の危機的現状を打破すると同時に、大阪市の労働組合に対する不当介入や国家公務員制度改革基本法において、公務・公共部門における自律的労使関係制度の法制上の整備がうたわれながらも審議入りの目途もたたないなどに端的に表れている「何もすすまない、何も決まらない」政治からの脱却をめざさなければならない。
 「働くこと」を軸とする社会の創造に向け、「2012春季生活闘争」と「2012政策・制度実現の取り組み」を運動の両輪として、全力を挙げて闘いぬくことをここに決議する。

2012年3月10日
連合兵庫2012春季生活闘争 政策・制度 要求実現 総決起集会

集会アピール『絆』 (案)

明日3月11日で、東日本大震災から1年が経過する。未だに3千人以上 の行方不明者を数え、死者1万5千人を超える戦後最大の大災害となり、被災地では復興・再生に向けた懸命な努力が重ねられているが、その道のりは長く険しい。
 連合は、発災直後から、運動の重点を災害からの復興・再生に据え、政府と政策協議を実施し、連合兵庫としても構成組織・地協を通じ、カンパやボランティア活動など支援活動に、組織の総力をあげて取り組んできた。
 震災から1年を経過した今、連合は政府に対し、以下の4点について速やかに実施するよう求める。

① 仮設住宅から安定した住まいへの移行、子どもの教育、こころのケアなど、被災者の生活再建を最大限支援すること。

② 生活再建の基盤ひとつは、働く場の確保である。復興特区やグループ補助金、政策金融等政策を総動員して産業を再生し、上質な雇用を創出すること。

③ 復興計画にもとづくまちづくりとインフラ復旧を加速させる必要がある。国と県は、市町村の取り組みをもっと強力に支援すべきである。特に瓦礫については、各地域の協力が不可欠であり、政府としてその進展に向けた安全対策等万全を期すこと。

④ 原発事故を着実に収束させるとともに、除染や風評被害対策等をしっかりと実行していくこと。

復興に必要な負担は、国民全体で分かち合っていかなければならない。連合兵庫は、17年前の阪神淡路大震災からの経験と教訓を踏まえ、復興・再生に向けて全力を尽くす。『絆』や『つながり』を再認識し、様々な機会を通じて被災地を意識する活動を継続的に進めていこう。

2012年3月10日
連合兵庫2012春季生活闘争 政策・制度 要求実現 総決起集会

シュプレヒコール 
リード 大木:青年委員会委員長(基幹労連) 

     働くことを軸とする安心社会』を実現しよう!

     雇用安定 を実現しよう!

     全ての労働者の処遇を改善しよう!

     雇用と生活を守れ!

     最低賃金を引き上げろ!

     労働者の切り捨てを許さないぞ!

     地域社会の安心を取り戻そう!

     セーフティネットを強化しよう!

     就職と生活支援を強化しよう!

     震災復興・再生を前進させよう!

     被災地支援の輪を広げよう!

     連合兵庫は、闘うぞ!  闘うぞ! 闘うぞ!

がんばろう三唱  リード 森本:会長 

     復興・再生に全力!

            働く事を軸とする安心社会の実現!

      2012春闘勝利を目指して、

            団結ガンバロー  ガンバロー  ガンバロー!