女性委員会第24回総会を開催(内容掲載)
- 場所:兵庫勤労福祉センター
- 時間:2014年11月15日(土)13:30~
社会のあらゆる分野の性差別をなくし、男女平等参画社会を実現しよう!
<総会 第1部>
◆総会は2部形式でおこない、第1部の司会・進行を石田幹事(兵教協:兵庫県学校厚生会職員労組)がつとめ、まずはじめに、女性委員会の釜口委員長(兵教協:兵庫県教職員組合)があいさつに立ちました。
◆つづいて、来賓の紹介とあいさつに移り、連合兵庫の辻 会長より女性委員会へ激励のあいさつがありました。
連合兵庫あいさつ ◆本日は、休日にもかかわらず連合兵庫女性委員会第24回総会に多数ご出席をいただき、私からも御礼を申し上げます。 ◆10月24日(金)~25日(土)に連合中央女性集会が開催され、その中で、連合の古賀会長があいさつの中で触れていましたが、子育てをしながら働き続ける女性にとって注目すべき最高裁での判決が23日に下されました。 ◆この判決は、職場でキャリアを積み、働き続ける女性を後押しする画期的なものですが、同時にに、女性が働きにくい現状や男性の長時間労働など、法律や制度があっても職場で十分に周知されていなかったり、利用しやすい環境にないなどの問題点を浮き彫りにしたといえます。 ◆一方、国会では解散風が吹く中、安倍政権は働く女性の活躍推進に向けた新しい法案制定をめざしています。少子高齢社会が進む中、女性の活躍推進については、世界からもさまざまな取り組み要請があるところですが、釜口委員長からもあったように、経済活性化にむけた労働力強化のために、「女性」が便利な道具に使われないように注視していかねばなりませんし、女性一人一人の人権が守られなければ、女性の活躍推進がただの「かけ声」だけで終わってしまうでしょう。 ◆そんな中、政府はさまざまな分野で活躍する女性の割合を、2020年までに30%にする目標をかかげています。 ◆以上、男女共同参画推進は社会共通の課題であるということを本総会にご出席の皆様と認識を共有し、男女を問わず、労働組合の活性化のためにもご尽力をいただきますようお願い致します。 |
◆つづいて、日頃より連携をとらせていただいている民主党兵庫県連を代表して、お二方から連帯のごあいさつをいただきました。
◆つぎに、丸山幹事(情報労連:NTT労組)が、本総会に祝電・メッセージを下さった団体等のお名前を紹介し、いただいた中から連合男女平等局からのメッセージを披露しました。
○連合本部 総合男女平等局 ○兵庫県知事 井戸 敏三 ○民主党兵庫県総支部連合会代表 参議院議員 水岡 俊一 |
◆つづいて総会の議事に移り、安樂事務局長(UAゼンセン)が2014年度の活動報告および、2015年度の活動方針(案)について提案をおこない、いずれも満場の拍手で承認されました。
■ 2014年度 活動報告 ■
(内容省略)
■ 2015年度 活動方針(案) ■
【2015年度活動の重点】 1.男女がともに担う労働組合をめざし、女性参画をすすめるための取り組み (2)連合兵庫、連合本部、連合近畿地方ブロックと連携し、女性リーダーの養成講座、男女共同参画研修会等を企画・開催します。 (3)職場における男女平等意識・男女共同参画の必要性等についての共有化をはかるため、毎年6月を「男女平等月間」として位置づけ、「男女共同参画研修会」の開催など取り組みをすすめます。 (4)各種情報を共有し適宜発信ができるよう、連合兵庫ホームページおよびメール情報等の充実と拡大をはかります。 2.男女平等参画社会推進のための政策・制度の取り組み (2)男女共同参画社会基本法で努力義務となっている各市町での男女共同参画計画・条例の策定について、連合兵庫推薦の各級議員、および連合兵庫の各地域協議会と連携し推進します。 (3)2014年7月に一部改正された改正男女雇用機会均等法の施行規則等を職場に周知・徹底していくとともに、男女の賃金格差や雇用管理区分の解消など、残された課題解決に引き続き取り組みます。 (4)女性の政治への積極的参画や、政策・制度の意思決定の場における女性の割合を増やすためにも、連合兵庫推薦の各級女性議員の方々と女性委員会役員との懇談の場を持ち、活動内容や取り組みについて意見交換をしながら相互の課題把握につとめます。 (5)6月の「男女平等月間」にあわせて、兵庫県労働局男女雇用機会均等室に対して、女性が働き続けることのできる職場・社会環境の実現にむけて必要な施策について要請をするとともに、労働側、使用者側双方が男女の就業についての課題や問題点を共有できるよう、連合兵庫女性委員会と雇用均等室との連携を強めていきます。 3.働く女性の権利確立と活躍推進にむけた取り組み 等の全国統一行動に積極的に参加していきます。 (2)育児・介護休業法など法整備がすすむ一方で、第1子の出産前後に約6割の女性が退職していることから、女性の就業継続を可能とする職場環境づくりや待機児童対策、出産を機に退職した女性などの再就職を支援するために、兵庫県がハローワークと連携して開設した「女性就業相談室(ハローワーク相談窓口)」の積極的な活用をすすめ、女性の再チャレンジを応援していきます。 (3)セクシュアル・ハラスメントやパワー・ハラスメントの問題に加えて、働く女性が妊娠・出産を理由に職場で肉体的・精神的な苦痛を受ける「マタニティ・ハラスメント」についても実態を把握し、それらについて不利益な取り扱いを禁止している関係労働法の周知・徹底につとめます。 (4)職場における女性の仕事に対する意識向上やモチベーション・アップをはかるため、働く女性を対象とした各種講座やセミナーへ積極的に参加するとともに、開催を企画します。 4.家庭的責任を持つ男女労働者の両立支援の推進 (2)男女がともに、家事・育児・介護等をしながら働き続けることのできる職場環境を確立するためには、働く女性の支援対策だけでなく、男性の長時間労働の是正や、家庭生活や地域活動への参画促進などが課題となっています。 5.連合兵庫女性委員会の組織拡大と活動・交流の推進 (2)連合兵庫女性委員会の活動について広く周知するために、それぞれの組織の女性組合員が組合活動に興味をもち、関心が高まるような身近な話題をテーマに取り上げた研修を企画します。 (3)すべての連合兵庫構成組織からの女性委員会委員の選出をめざすとともに、役員体制の強化をすすめます。 |
◆つぎに、女性委員会事務局が第24期の役員候補者を発表し、総会出席者の満場の拍手で承認されました。
<第24期役員体制 委員長 釜口 清江(兵教協・兵庫県教職員組合 再任) 名簿省略>
◆つづいて、今期で退任する役員7名の方々へ感謝の意を表したのち、退任役員代表の中川 朋子さん(前副委員長:基幹労連)があいさつを述べました。
退任役員あいさつ <任期> ◆連合兵庫女性委員会では、幹事、副委員長として2年間お世話になりました。2年間の活動の中で、連合兵庫のもちつきフェアではお餅を丸める作業に協力したり、3月の国際女性デー街頭行動では啓発グッズを配布をしたりなど、会社生活では体験できないことに取り組むことが出来ました。 |
◆議事の最後に、滝本幹事(フード連合:キッコーマン労働組合高砂工場支部)が総会アピール(案)を読み上げて提案し、満場の拍手で採択されました。
◆アピール採択後、新委員長に就任した釜口委員長があいさつを述べ、第24期女性委員会の活動への協力を求め、総会の第1部を締めくくりました。
◆第1部終了後休憩をとったのち、総会の第2部は谷口副委員長(電機連合:三菱電機労働組合神戸支部)の司会・進行ですすめられ、総会出席者の皆さんの交流をかねて、「働く私たちの健康推進」をテーマにした体験型講座を開催。
健康運動指導士で管理栄養士の高木道代さんを講師にむかえ、忙しい毎日を健康的に過ごすために効果的な運動方法や食事の取り方などについて、楽しく学びました。