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2023連合兵庫女性委員会「男女共同参画研修会」を開催しました!

  • 場所:兵庫県学校厚生会館:2階大会議室
  • 時間:2023年6月24日(土)14:00~16:50

 連合兵庫女性委員会は、6月の「連合男女平等月間」の取り組みにあわせ、毎年「男女共同参画研修会」を行っています。

 2023年6月24日(土)神戸市中央区の兵庫県学校厚生会館にて、男性性を中心にしたジェンダー研究で知られる伊藤公雄先生(京都産業大学現代社会学部客員教授、京都大学・大阪大学名誉教授)を講師にお迎えし、「男女平等社会がなぜ必要なのか」を女性の視点、男性の視点で考える研修会を開催しました。

写真:講演様子

 講演では、「ジェンダー平等の動きが国際的に本格化した1970年前後、世界は変わり始めたのに日本はなぜ対応しなかったのか。」「1990年には明らかになっていた少子高齢社会の労働力不足問題にもどうして対応しなかったのか。」など世界や日本の変化の経緯や、「長時間労働や男らしさを求められる男性は、幸せなのか?男性が変わる、男性を変えることの重要性」についてお話していただきました。
 「現在、共働きしないと生活できない社会を迎え、本格的な男女共同参画が問われている。女性と男性の賃金格差・昇進の仕組みなどの是正、働く男女の家庭的責任の確保が前提であり、ジェンダー平等政策の推進で家庭・地域生活の方向へ転換させる必要がある。」「男女の性別を超えて、個々人がその力を発揮できる多様性に開かれた社会、同調型の<男性主導>の壁を破り、次世代が自由に力を発揮できるような方向への社会の変換が必要である。」と語られました。
 ひきつづき、講演を聴いた感想などをグループディスカッションしました。

写真:グループディスカッション様子

 参加者からは、「男女平等について、歴史や世界での出来事を含みながら教えていただいて、とても勉強になりました。:女性」
 「女性参画への重要性を認識することができた。生産性向上の視点からも積極的になるべき。そのためには、男性側の理解もいるし、女性の理解も不可欠。男女で今までやってきたことが違うからこそお互いの立場を理解すべきと感じた。:男性」
 「今まで女性の声を取り入れる為のジェンダーという認識でしたが、そこに経済の観点もあったんだという発見がありました。先生にお答えいただいた場や、心理的安全性って所を組合としてやっていきたいと思います。:男性」
 「男女平等の組織と自分では思っていたが、非正規問題、男性のケア力、心理的安全性など無意識に過ごしている問題がたくさんあることに気づきの時間でした。また自身の組合活動に改めて活かしていかなければならないと感じた有意義な時間となりました。:女性」
 「男女平等社会が進むことにより、剥奪感を感じる男性への対応について、初めて聞ききました。まずは、ジェンダー平等社会の実現が必要ですが、それに伴い、様々な課題がることを学ぶ事が出来ました。:男性」
 などの感想が寄せられました。

写真:意見交換様子

参加者は、構成組織・地域協議会から30名、女性委員会役員10名、事務局1名、総勢41名。大盛況のうちに終わりました。