2025年 新年のごあいさつ
- 場所:連合兵庫
- 時間:2025年1月1日
社会を新たなステージへ、ともに歩もう、ともに変えよう
~仲間の輪を広げ安心社会をめざす~
連合兵庫 那須 健 会長 新年のごあいさつ
【連合兵庫会長 那須 健】
新年明けましておめでとうございます。
2025年新年をご家族のみなさまと健やかに過ごされ、新たな年を迎えられたことと、お慶び申し上げます。また、年末・年始に仕事に携わられた組合員のみなさまお疲れ様でした。心より感謝を申し上げます。
新年を迎えるにあたりまして、謹んで年頭のごあいさつを申し上げますとともに、旧年中に賜りました連合兵庫の諸活動に対しますご理解・ご支援に心より御礼申し上げます。
さて、昨年元旦に発生しました能登半島地震から1年が過ぎました。多くの方々が被災され厳しい年明けとなりました。
また、8月には宮崎県日向灘沖地震では南海トラフ臨時情報が気象庁から発表されるなど、巨大地震の危機が迫っていることを再認識させられる1年でもありました。
そして今年1月17日は、私たち兵庫県民にとって大切な日である阪神・淡路大震災から30年の節目を迎えます。
改めて、震災の経験、教訓を忘れず巨大災害に備えることが重要です。一人ひとりが常に防災を意識し、減災に努めて参りましょう。
年が明けていよいよ春闘本番を迎えます。
連合は「未来づくり春闘」を掲げて4年目となります。賃金も物価も上がらないという社会的規範(ノルム)が長年続いてきましたが、昨年の闘争では連合集計で33年振りとなる5%台の賃上げを達成し、「賃金は上がるもの」というステージ転換がはかれました。
25闘争はこの流れを確かなものとし、「巡行軌道」に乗せる重要な年になります。経済も賃金も物価も停滞させることのないよう2025春季生活闘争方針のもと、連合兵庫に集う全ての組合が要求書を提出し一丸となって取り組んでいきましょう。
一方、労働組合の組織率が年々低下しています。
働く者一人ひとりの力は弱いものです。弱いから団結し、連帯して職場環境や処遇の改善を求めています。その姿は、今も昔も変わらないと思います。
組合員の求める内容が多様化し、価値観が異なるのはあって当然ですが、その価値観の違いを認め合い組合員と対話することが大切であると考えます。
労働組合があって良かった。労働組合に入って良かった。と思ってもらえるよう丁寧な活動が重要です。
今年度は、労働者の「過半数代表」選出の適正化について、兵庫県、兵庫労働局、兵庫県経営者協会、連合兵庫が連携し取り組むことを確認し、労働組合のない組織、加盟していない方々に必要性を理解していただける取り組みを進めて参ります。
労使関係の安定は、生産性向上にも寄与します。改めて、組織拡大に資する取り組みに重点を置いて取り組んで参ります。
その他、ジェンダー平等推進計画フェーズ2、第27回参議院議員通常選挙、政策・制度要求実現の取り組みなど、重要課題が山積しています。
連合兵庫に集う仲間と団結し、働く者、生活者のより良い社会をめざし、努力を惜しまず取り組んで参りましょう。
本年がみなさまにとって実り多い一年となりますことを祈念し、年頭のごあいさつとします。ともに頑張りましょう。
連 合 兵 庫
会長 那須 健