連合兵庫2018新年旗開き
- 場所:神戸メリケンパークオリエンタルホテル
- 時間:2018年1月9日(火)15:00~
「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けた流れを加速し、展望を切り拓いていこう!
◆連合兵庫は、1月9日(火)15:00より神戸メリケンパークオリエンタルホテルを会場に、新春恒例の「新年旗開き」をおこないました。
◆本年は、連合兵庫結成30年にむけ「次なる飛躍へ 確かな一歩を」踏み出すため、「組織力」「政策力」「発信力」に一層磨きをかけ、2018春闘・地域協議会再編成の検討・「40万連合兵庫」をめざす組織拡大の取り組み強化などについても、連合に集う多くの働く仲間と思いを共有し結束を誓い合う会となりました。「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けた流れを加速し、展望を切り拓いていこう!
◆旗開きには、連合兵庫の構成組織・地域協議会の役職員をはじめ、井戸兵庫県知事・久元神戸市長ほかの来賓に加え、連合運動に関わってこられた諸先輩方々にも多数ご出席いただきました。
主催者代表年頭あいさつ 連合兵庫会長 辻 芳治
◆新年明けましておめでとうございます。2018年(平成30年)の新年を迎えました。皆様方には、穏やかな好天のもとで、決意も新たに麗しき新年を迎えられたことと存じます。 ◆本日は、年始恒例の「連合兵庫新年旗開き」に、公務ご多忙ななか、ご来賓として、井戸兵庫県知事・久元神戸市長・畑中兵庫労働局長はじめ各行政のご代表の皆様、桜井衆議院議員はじめ先の総選挙を闘われた推薦議員の皆様、元参議院議員の辻さん・水岡さん、各級フォーラム議員の皆様、近畿労働金庫の本多本部長はじめ労働福祉団体ご代表の皆様、顧問をはじめとした連合兵庫歴代役員・OBの皆様方など、本年も多くの皆様方にご臨席を賜りました。主催者を代表して、心から厚く御礼を申し上げる次第です。誠に有難うございます。 ◆さて、迎えた2018年(平成30年)。連合に結集する私たちは、この一年をどう位置づけ、山積する運動課題に向き合っていくのかということです。連合兵庫にとっては、1989年(平成元年)の結成から、明年(2019年)には「結成30年」を迎えることとなり、その節目への橋渡しともなる重要な1年になるということです。さらに申し上げれば、明年には「平成時代」に幕がおり、新しい「元号」での新時代がスタートすることとなっており、まさに時代の大転換期と言えます。平成元年に諸先輩のご尽力により結成された連合が、30年という年月を経て、「次なる飛躍へ 確かな一歩」を踏み出すため、守るべきことと、改革すべきことを見極めながら、次代へとつなぐ基盤再構築を果たす重要な時期に位置付けなくてはなりません。こうした認識のもと、次の飛躍に向けた地力を強化するため、「組織力」「政策力」「発信力」に一層磨きをかけ、社会からの信頼感を一層高められるよう、以下、5つの運動課題に一丸となって立ち向かって参りたいと考えています。 ◆その一つは、直面する2018春闘への対応です。「底上げ春闘3年目」の闘いとして、中小企業や非正規の働く仲間も含めて賃上げの流れを全体に広げるとともに、「働き方改革元年」との位置づけのもと、長時間労働是正などすべての労働者の立場にたった働き方の見直しにも取り組まねばなりません。 ◆その二つは、地域協議会再編成の検討に万全を期すことです。将来にわたって持続可能な運動・組織・財政基盤の再構築に真正面から向き合い、県下5地協体制確立を基本に据え、英知を結集して「前例」にとらわれない誤りなき結論づけを行ない、連合兵庫の「次の飛躍」へとつなげることです。 ◆その三つは、「クラシノソコアゲ応援団!連合キャンペーン」の全県的な盛り上げです。この2年間の取り組みを通じて、定例化や活動拠点拡大など充実してきたものの、全県的には十分とはいえない状況です。「タテの深堀り」をめざす組織内への浸透を徹底するとともに、「ヨコの広がり」をめざす街頭アピール活動の更なる盛り上げに向け、取り組みを強化して参ります。 ◆その四つは、男女共同参画推進の取り組みです。連合運動の活性化をめざすうえで「若年層と女性の参画推進」は最早待ったなしの課題です。「参画と対話」をベースに認識を深め合うとともに、クォータ制導入を含む女性役員選出のあり方検討を促進し結論付けをめざしたいと思います。なお、後の「鏡開き」では、こうした想いの一つの形として青年委員会・女性委員会の委員長にも登壇頂くことにしました。是非、皆さんから熱いエールを送って頂ければ幸いでございます。 ◆その五つは、政治課題への対応です。先の総選挙の結果、支持政党「民進党」が三つに分裂する事態となってしまいました。連合は、選挙後の総括論議を経て、『政党の離合集散的動きからは一定の距離を置きつつ、支援する議員一人ひとりとの関係に重きを置いた、政党の枠に縛られない新たな枠組みとして「連合政策制度推進フォーラム」を設立する』ことが決定され、約100名の組織内議員・推薦議員の構成で2月の発足に向け準備が進められています。一方、今月22日召集とされる通常国会では、次年度予算案や働き方改革関連法案等の審議、さらには安倍首相の野望である「憲法改正発議」への動きなど、長期化を許してしまった「一強政治」のもとで、繰り返される傲慢な政治が強く懸念されるところです。何としても、次なる闘いで「反転攻勢」への足がかりを築き、働く者・生活者の立場に立った政治を取り戻さなくてはなりません。そのため、野党には「違いを強調し多弱状態を固定化するようなことに注力するのではなく、国民・有権者の期待に応え、巨大与党に対峙する共通政策を練り上げることにこそエネルギーを発揮すべき」ことを求めていく必要があります。私たちは、これからの国会動向や「民進」「希望」「立憲」3党の党運営、国会対応などを慎重に見極めつつ、明年の統一地方選挙・参議院選挙を見据えて、必要な環境整備等に万全を期さねばなりません。同時に、組織内議員懇談会の早期立ち上げや、連合組合員の投票動向調査結果を踏まえた政治意識高揚の取り組みなど、応援団の立場から「働く者の力合わせ」につなげるべく、目的意識的な取り組みを着実に積み上げて参りたいと思います。 ◆こうした運動課題と向き合い、結成30年へとつなぐ重要な2018年。私たちは難問山積の状況におかれ、ともすれば、「それは無理だろう」「現状では不可能に近い」などと考えてしまうかもしれません。しかし、現状に安住することは決して許されませんし、それは後退することにしかつながりません。 ◆ボクシングの元ヘビー級チャンピオン「モハメド・アリ」は、こんな名言を残しています。「不可能とは現状に甘んじるための言い訳でしかない」「不可能とは事実ではない思い込みだ」「不可能とは宣言するものでない。挑戦するものだ」「不可能とは可能性だ」「不可能とは一時的なものだ」「不可能など何もない」。彼は、こうした不屈の精神で、チャンピオンまで昇りつめたのだと思います。「不可能への挑戦」を解いているのです。私たち連合兵庫もこの1年、挑戦することを恐れず、積極果敢に「確かな一歩」を刻んで参りましょう。 ◆結びと致しますが、本年が、皆様方にとって、幸多き素晴らしい1年となりますよう心からご祈念申し上げ、旗開き開会にあたってのご挨拶とさせて頂きます。本年も、どうかよろしくお願い申し上げます。 |
<2018年新年旗開き 次第> 司会・進行:島津ゆう子さん ◆主催者代表年頭あいさつ(別掲)◆
◆来賓紹介◆ ◆鏡びらき◆(乾杯音頭)
◆新三役紹介
◆閉会あいさつ◆
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