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2018地域フォーラムin兵庫を開催

2018地域フォーラムin兵庫

~地域の活性化には地域の中小企業の活性化が不可欠~

◇連合兵庫は、2018年4月7日(土)13:00からクラウンパレス神戸にて、本年で3回目となる『2018地域フォーラムin兵庫』を開催し、行政関係や地域の中小企業団体、加盟組合員を含め約250名が参加しました。
司会・進行は、連合兵庫 日下 修次 副事務局長が務め、主催者あいさつを連合兵庫 辻 芳治 会長が述べたあと、Ⅰ部には連合 相原 康伸 事務局長より、『地域活性化に対する連合としての取り組み』について基調講演をいただき、Ⅱ部では『中小企業の人材不足と定着への課題について』をテーマにパネルディスカッションを行い、コーディネーターに加東 恵正 兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科 教授、パネリストに連合 相原 康伸 事務局長・兵庫県経営者協会 村元 四郎 副会長・兵庫労働局 久保村 達也 職業安定部長・神戸新聞社 小林 由佳 論説委員をお招きし、それぞれの立場から忌憚のない意見が交わされました。

≪ 次  第 ≫

○開会
□□主催者あいさつ 連合兵庫 辻 芳治 会長

○Ⅰ部 基調講演
 『地域活性化に対する連合としての取り組み』
□□講師:相原 康伸 連合事務局長

○Ⅱ部 パネルディスカッション
□□『中小企業の人材不足と定着への課題について』
 【コーディネーター】
□□□加藤 恵正 兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科 教授
□□【パネリスト】
□□□相原 康伸  連合 事務局長
□□□村元 四郎  兵庫県経営者協会 副会長
□□□久保村 達也 兵庫労働局 職業安定部長
□□□小林 由佳  神戸新聞社 論説委員

○閉会

◆主催者あいさつ:連合兵庫 辻 芳治 会長
◇連合兵庫「2018地域フォーラムin兵庫」の開会にあたり、主催者としてのご挨拶を申し上げます。 本日は、年度初めの週末で何かと出難い日程・時間帯にも関わりもせず、本フォーラムには約250名の皆様方にご参加を頂きました。誠にありがとうございます。
◇さて、本フォーラムは、「地域の活性化には地域の中小企業の活性化が不可欠」とスローガンを掲げて全国の地方連合会単位に開催されており、連合兵庫においては、2016・2017に続く3回目の開催となります。この2018フォーラムの特徴や、思いなどを踏まえて開催にあたっての挨拶をさせていただきます。
◇春闘は言うまでもなく我々連合にとっては、賃金引上げの課題をはじめ、処遇改善のみならず今年の春闘では、働き方改革元年ということで質疑も行い会を進めております。そして、すでに3月14日の最大の山場を経て3月末まで中小中堅など多くの組合が闘争を継続している時期なっています。
◇昨日に連合本部は第3回目となる回答集計を公表いたしました。少しその特徴点、概要、春闘の賃上げ状況がどうなっているのかを皆さんと共有しておきたいと思います。 4月4日段階での集計では、要求提出済の5678組合のうち月例賃金の改善を要求した組合は4594組合で、これは昨年と比較すると907組合増加しています。そのうち2129組合(率46.4%)は、すでに妥結をし、昨年度同時期で920組合の13.6ポイント上回っており、賃上げ要求のすそ野が広がると言うことに合わせて連合が目指している3月内決着の流れが大きく前進をしたと思っています。
◇賃上げの回答については、企業の規模に関わらず昨年度を上回っており、賃金引き上げの流れが力強く継続をしている状況です。とりわけ平均賃金方式で回答を引き出した中小組合(300名以下の組合)については、平均5180円(率2.06%)で額・率ともに2014年以降最も回答水準が高かった2015年とほぼ同水準になっています。これは連合が2016年から新たな基軸と言うことで主張してきた、大手追従・大手準拠などの行動を転換する運動が定着前進しているという状況で、中小企業が目指す賃金水準に拘った粘り強い交渉の成果ということが現段階でも言えることだと思います。
◇その他、非正規労働者の賃上げの回答についても昨年度同時期を上回っている状況であり、さらに働き方改革に関わってどのような要求が掲げられ決着が図られたかという内容についても公表がされたところです。こうした全国的な傾向と同様に、連合兵庫も昨日段階での回答集計を行い、昨年の86組合を上回る108組合が妥結をしており、平均賃金方式では加重平均で6014円(率2.20%)で、昨年度と比較をしても336円増0.15ポイント増になっています。
◇このように連合が賃上げで求めてきた流れについては、すそ野が広がり、解決をする組合の数も増加し、さらには前倒しでの決着の流れが着実に進んでいると言う状況にあると思います。こうした賃上げの流れを、継続中の中小中堅・地場組合の交渉へと効果的に波及をさせていくためにも、私どもからも情報発信を行い、本部の情報についても各構成組織とも共有をしています。そうした情報の共有をしながらそれぞれ闘争継続中の組合支援に引き続き対応を強めていかなくてはならないと思っています。
◇連合本部も昨日の公表、そして記者会見などで協調されている「ソコアゲ春闘」は、これからがまさに正念場になります。そうした認識のもと、このフォーラムや全国的にも仲間と共に取り組んでいる「クラシノソコアゲ応援団連合キャンペーン」を通じた世論喚起なども引き続き労働組合のない未組織の働く仲間への相場波及、さらには公務員、公務部門で働く仲間の人事院勧告や最低賃金、そうしたものへの連動にも意識をしながら取り組みの継続強化をしていかなくてはならないと思います。それぞれの組合が妥結をして終わったという受け止めではなく、春闘はまだ終わっていないと言う意気込みで、地域や職場で取り組みにつなげていただくと言うことを連合に結集する仲間の皆さんには改めて協調をしておきたいと思います。
◇結びとしまして本フォーラムが、ご参加の皆さんにとって地域の活性化や中小企業の活性化に向けた諸課題についてお互いに考え、認識を深め合う機会として意義のある場になりますことをお願い申し上げまして開会にあたってのご挨拶に代えさせて頂きたいと思います。◇連合兵庫「2018地域フォーラムin兵庫」の開会にあたり、主催者としてのご挨拶を申し上げます。

◆Ⅰ部の基調講演『地域活性化に対する連合としての取り組み』では、連合の相原事務局長から、日本が直面する課題と中小企業の現状について、日本の人口減少が他の先進国に比べて急速に進んでいることや、地域活性化には企業全体の99.7%を占める中小企業が重要であるが、人材不足に加えて事業継承者不足など多くの課題があることについて話がありました。
また、日本が他の先進国と比べて次世代を担う若手人材の育成など教育投資が減少していることや、この春闘に連合が求めてきた企業間取引の適正化について、サプライチェーン・バリューチェーンの付加価値の適正分配や、さらに地域の活性化や地域を良くしてために企業が取り組むべきことと、労働組合が求められる役割などでは、 連合の取り組みの一つに、今回の地域フォーラム開催のように、その一員となり行政や経営者も踏まえて、地域や社会全体がどのようにすればよくなるのか、みんなで知恵を出し合い考える場所作りやそのセッティングなど、賃金や処遇改善などの取り組みだけではなく、また自分達の会社や職場だけを良くするだけではない、新しい労働組合の役割として地域全体の活性化をはかり好循環へとつなげる取り組みを進めていることなど、労働組合の新たな一面と必要性について講演をいただきました。

◆Ⅱ部のテーマ:『中小企業の人材不足と定着への課題について』のパネルディスカッションでは、コーディネーターの加藤 教授の進行で、パネリストの4名と意見が交わされました。
ディスカッションでは、出演の皆さんのお立場から、この問題についてお話をいただいた後、中小企業の「人材確保」と「働きやすい職場環境」という2つテーマで意見を交わしました。

相原 康伸 氏

村元 四郎 氏

久保村 達也 氏

小林 由佳 氏


◇最後に、加藤 教授から、「女性・高齢者・障がい者・外国人はこれまで労働市場で余り目を向けられない層であったが、労働人口が減少していく中で、多様な人材をどのような環境で活躍させていくかを真剣に考えていかなければならない。さらに経営者のリーダーシップが重要である。 切り札になるキーワードはありませんが、法律・制度が大きく変化していく中で、労使が将来的な労働環境をどのようにしていくのが、今後も引き続き論議を行っていただきたいと思います。」とあいさつが述べられ、パネルディスカッションを終了しました。

     

   加藤 恵正 氏

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