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  • 女性委員会

連合兵庫女性委員会第25回総会開催(詳細)

  • 場所:兵庫勤労福祉センター4階
  • 時間:2020年11月28日(土)13:30~

男女がともに輝く社会へ!あらゆる分野への男女平等参画を実現しよう!

<総会  第1部>???????????????????????????????

◆総会は2部形式でおこない、第1部の司会・進行を谷口副委員長(電機連合・三菱電機労組神戸支部)がつとめ、まずはじめに、女性委員会の釜口委員長(兵教協・兵庫県教職員組合)があいさつに立ちました。

 

 

女性委員会代表あいさつ

連合兵???????????????????????????????庫女性委員会委員長
釜口  清江(兵教協・兵庫県教職員組合)

◆私たち女性委員会は、職場における男女平等、男女共同参画社会の実現にむけ、この一年間、活動をおこなってきました。県内のさまざまな業種で働く仲間が集まり、話し合い、つながりながら、自分の職場を見つめ直すきっかけとなっています。
  活動の詳細はのちほど報告させていただきますので、私からは、「女性委員会」の意義にかかわって、これまでの労働組合の女性運動について、少しお話させていただきたいと思います。

◆本日の資料に11月18日の神戸新聞の記事があります。今、大きな話題になっている「マタハラ」の記事です。
  マタハラ、マタニティ・ハラスメントとは、働く女性が妊娠・出産をきっかけに職場で精神的・肉体的な嫌がらせを受けたり、解雇や雇い止めで不利益を被ったりするなどの不当な扱いを受けることです。皆さんの職場では、マタハラ、いかがでしょうか。
  私の職場である公立学校では、今、妊娠・出産によって不利益を被ることはほとんどありません。産休取得後、さらには育休後も多くの女性が職場復帰を果たしています。子どもを育てる学校ですから、妊娠する女性を支えるのは当たり前と言えるかもしれません。
しかし、過去には、まさにマタハラの事実が多々存在していました。

◆戦前、まだ産休制度がない頃、女性教員が妊娠で休むことは「怠惰・なまけ」だとされ、昇給延長・ボーナスにも差をつけられていました。
 
戦後、1947年に労働基準法により、産前6週、産後6週の出産休暇ができました。これで安心して出産できると思いきや、校長も保護者も妊娠が近いであろう女性を嫌がりました。なぜでしょうか。それは、小学校の学級担任であれば、産休の12週間、学級を解体して、他の先生がみるしかなかったからです。
 
そのため、結局、産前1週、産後2週だけ休んで、多くの女性教員が復帰していました。異常出産は34%もありました。この状態に耐えられず、仕事を辞める選択をした方もありました。しかし、多くの女性教員は、この仕事を続けたい、働きたいと思い、出産後6週間で身内に子どもを預けて復帰し、休み時間になるとトイレ(水洗ではない)でお乳を搾る…という毎日だったそうです。

◆そんな状況の中、「このままではいけない」と立ち上がったのが組合の女性部(当時は婦人部)です。先輩方は、「産休代替教員」をもとめて運動を始めました。これは、自分たちのためだけでなく、過酷な環境で教育を受ける子どもたちのためでもあったと思います。
  それから
8年かかった1955年、産休代替法ができ、少しずつ制度が周知されていきました。今では、産休をとることは当たり前になっています。この状態をつくることができたのは、当事者が声を上げ、まずは女性がつながり、さらには男性も一緒に組合として運動してきた成果でした。

◆マタハラに関することを例に挙げましたが、労働組合とは、「願いをかたちにする集まり」だと私は思っています。その中でも、女性委員会は、未だ男女平等とは言えない社会の中で、働く女性の悩みを出し合ったり、お互いの職場のすすんだとりくみを交流したりしながら、課題解決にむけて、ともに運動をすすめていく集まりです。

◆今、女性をとりまく課題は、マタハラだけではありません。非正規雇用の女性の割合が多いこと、それが男女の賃金の差につながっていること、家事・育児・介護は女性の役目だと固定的に考える人が多く、女性が思い通りに働くことができていないこと。
  さらに、145カ国中101位のジェンダーギャップ指数(社会進出における男女格差を示す指標)でも明らかなように、意見を言う場、方針を決める場に女性がほとんどいないことなど、女性が働きにくい現状があります。だから、連合兵庫にも女性委員会があるのです。

◆ところが、ついこの間までは「女性の輝く社会」を最重要課題とし、8月に女性活躍推進法を成立させた安倍政権は、第3次内閣改造において、「一億総活躍社会」というスローガンを掲げました。何の検証もないまま、スローガンを掛け替えたことにより、法律ができれば女性が活躍できたかのようです。皆さんもよくお分かりの通り、まだ、何も成果などありません。
  本当に大切なのは、法律がいかに具体化され、実行されるかです。結局、男性中心の政権によって、都合よく「女性活躍」が利用されたということです。私たちの声に耳を傾け、国会をはじめ各級議会の場で訴えてくれる議員を送ることが重要です。
まずは、来年7月の参議院議員選挙にむけて、連合兵庫の方針にもとづき、運動をすすめていきましょう。

◆私たち女性委員会は、労働組合における女性参画、男女平等参画社会の推進、働く女性の権利確立、男女がともに家事・育児・介護等をしながら働き続けることのできる職場環境の確立をめざしています。女性も、男性も、生活・人生を充実させていくために、これまでの働き方を見直すことが重要です。
 
「男だから」「女だから」という性別役割分業の意識にしばられ、自分らしく生活できない課題を解決していく必要があります。それには、男性の意識改革、女性の意識改革が不可欠です。後ほど提起いたします活動方針へのご理解をお願いいたします。

◆本日の総会での真摯なご審議お願いし、主催者を代表してのあいさつと致します。どうぞよろしくお願いいたします。

 ◆つづいて、来賓の紹介とあいさつに移り、連合兵庫の辻  会長より女性委員会へ激励のあいさつがありました。

連合兵庫あいさつ

連合兵庫会長  辻   芳治???????????????????????????????

◆日頃から、連合兵庫および連合兵庫女性委員会の活動や様々な取り組みに、ご参加とご協力をいただいておりますことに、心より感謝申し上げます。

◆まずこの1年を振り返ってみますと、釜口委員長からもあったように、安倍政権は、数にものを言わせて安保法制の強行採決や、私ども連合が約2年半の間訴え続けてきた労働者を守る最低限の権利までも「岩盤規制」として、労働者保護ルールの改悪にも手を付け、労働者派遣法の改正についても巨大与党の暴走が目につく状況でした。

◆そんな中、超高齢化社会、人口減少社会をむかえて安倍政権は、あらゆる人材を総動員し、経済の成長と安定をめざすとして「1億総活躍社会」の実現をかかげ、新しい成長戦略の3本の矢が発表され、その流れの中で女性の活躍推進にかかわる法律が8月に成立しました。
  この法律の成立までには、私ども連合も積極的に参画し、われわれ労働側の求める内容にするべく意見反映してきたことにより、評価すべき点もありますが、働く女性の6割を占める非正規労働者を含めた法案とならなかったことや、いくつかの主張は取り入れらませんでした。

◆連合は、この「女性活躍推進法」の2016年4月1日の施行に向けて、同法を実効性のあるものにしていくために、2016春闘方針では、男女平等課題にかかわる取り組みを初めて盛り込んでいます。それにともない、各職場での取り組みについても触れられおり、301人以上の事業所には、女性の活躍推進にかかわる行動計画策定が義務付けられることから、皆様の組合の春闘方針討議の場でも注目いただきたいと思います。

◆また、このような政府の動きを受けて、兵庫県でも「女性の活躍推進会議」を発足させ、行政・労働団体・経済団体も発起人として参画し、兵庫県における女性の活躍推進について意識合わせをしております。
  連合兵庫も発起人として、労働者側から働く女性をとりまく課題について現状把握をするとともに、課題解決のためには、女性だけではなく男性の長時間労働などの働き方の見直しや、性的役割分担に対する意識改革などについて提起しております。
 
以上の点をふまえて、男女平等参画推進へ女性委員会活動の活性化と、取り組みの強化をご期待申し上げます。

◆連合兵庫は、10月30日の大会で向こう2年間の運動方針を決定し、「連合」という運動体の認知度をさらに組織内外に高めていこうということを運動の基調として確認致しました。各組合の取り組みとともに、連合・連合兵庫の「働くことを軸とした安心社会」の実現へ皆様の力の結集をお願い申し上げます。

◆安倍政権の暴走を止めるためには、来年の参議院選挙は極めて重要となります。われわれの思いを実現するためにも、みずおか俊一参議院議員の再選と、構成組織内候補者12名の必勝にむけても皆さんとともに全力で取り組んでまいりますので、ご協力をよろしくお願い致します。

 ◆つづいて、日頃より連携をとらせていただいている民主党兵庫県連男女共同参画委員会の平木委員長より、連帯のごあいさつをいただきました。

 来賓あいさつ

民主党兵庫県総支部連合会 男女共同参画委員会委員長???????????????????????????????
神戸市議会委員   平木 博美

◆女性委員会の皆様とは、年に1回のペースで意見交換会をさせていただいており、顔見知りの方々が増えて、会合などでお会いした折にお互いに声をかけ合うことが出来ますことを、たいへん嬉しく思っております。

◆本日ご出席の皆様も、それぞれに職場があり、組合があるわけですが、この場に集っておられるということは、共有する場があるということ、共通するテーマが見つかるということで、顔の見える関係ができるということは、いろいろな意味で縦にも横にも斜めにも繋がることができ、とても大切なことではないでしょうか。

◆さきほど、少子高齢化社会の話題が出ておりましたが、兵庫県下においても人口は減少しており、神戸市においても過去3年間、人口は減り続けています。それにともない、労働人口も減少しており、特に、若い世代の女性の労働人口が極端に少ないという不思議な人口構造になっております。
 
神戸市は震災から20年が過ぎ、これまで進めてきた行財政改革が一段落したところですが、働く世代の東京流出などが目立つことは残念です。兵庫県、神戸市を働きやすく子育てもしやすい、暮らしやすい街にしていくために、私たち議員は努力していかなければならないと痛感しております。

◆市議会の状況を見ても、女性の割合は少ないのが現状で、特に議会の中で答弁する側に女性を増やしてほしいということは、私が当選した当初から訴えていることです。それを阻む要因としては、セクハラ・パワハラ等様々ありますが、女性自身が自ら手を上げて、役職に上っていくことが出来ていないのではないかという男性の指摘もあります。
  私としても、女性にもっと自信を持っていただき、前を向いてすすんでもらいたいというエールをおくるとともに、女性も男性もそれぞれ個人の能力と適正を見極め、女性からも男性からも信頼される人を育ててほしいと思っています。

◆男女共同参画社会とは、男性・女性の枠を超えて、それぞれ違った意見も持ちながら、お互いの違いを認めて、女性も男性も働きやすい職場をつくっていくことではないかと思います。現実はなかなか思うようにはいきませんが、民主党県連も議員や周りを支えてくれている人も含めて、皆様と一緒に男女共同参画をすすめるとともに、兵庫県に住んでいてよかった、兵庫県で働いていてよかったと思えるような社会をつくっていきましょう。

◆そして、働く者の思いをしっかりと届けられるように、来年の参議院議員選挙では、兵庫選挙区のみずおか俊一参議院議員の再選に向けた力合わせをお願いし、連帯のあいさつと致します。

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◆また、本総会に出席がかなわなかった民主党のみずおか俊一参議院議員の代理として、秘書の伊藤めぐみさん(前神戸市議会議員)が、来年の参議院議員選挙での水岡議員の再選に向けて、総会出席者の引き続きの支援と協力を求めました。

参議院議員  みずおか俊一  HP   https://www.mizuoka.net
みずおか俊一 フェイスブック   https://ja-jp.facebook.com/mizuoka.shunichi


◆つぎに、石田幹事(兵教協・兵庫県学校厚生会職員労組)が、本総会に祝電・メッセージを下さった団体等のお名前を紹介し、いただいた中から、連合男女平等局からの連帯のメッセージを披露しました。

本総会に祝電・メッセージを下さった団体名等???????????????????????????????

○連合本部  総合男女平等局

○連合奈良

○連合滋賀女性委員会

○連合和歌山女性委員会

○兵庫県知事  井戸  敏三

○民主党兵庫県総支部連合会代表  参議院議員  水岡  俊一

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◆つづいて総会の議事に入り、安樂事務局長(UAゼンセン)が、2015年度の活動報告および、2016年度の活動方針(案)について提案し、いずれも満場の拍手で承認されました。
  なお、役員からの発案で、女性委員会の1年間の活動の様子についてより分かりやすく伝えようということで、パワーポイントを使った写真スライドショーもあわせて上映しました。

【2015年度  活動報告】

(内容省略)

【2016年度 活動の重点】

1.男女がともに担う労働組合をめざし、女性参画をすすめるための取り組み

(1)連合の「第4次男女平等参画推進計画」および、連合兵庫「第3次男女平等参画推進計画」(2013年11月~2020年10月  別紙:推進計画のポイント参照)を引き続きすすめるために、連合兵庫、連合兵庫男女共同参画推進委員会と連携をとりながら、労働組合活動への女性の参画促進に協働します。

(2)連合兵庫、連合本部、連合近畿地方ブロックと連携し、女性リーダーの養成講座、男女共同参画研修会等への参加ととともに、企画・運営にも協力します。また、地域や自治体等、関係機関・組織の各種研修会などについても、積極的に参加していきます。

(3)職場における男女平等意識・男女共同参画の必要性等についての共有化をはかるため、毎年6月を「男女平等月間」として位置づけ、「男女共同参画研修会」の開催などの取り組みをすすめます。

(4)各分野への女性参画推進に関する各種情報を共有し、タイムリーに発信ができるよう、連合兵庫ホームページおよびメール情報等の充実をはかります。

2.男女平等参画社会推進のための政策・制度の取り組み

(1)国が策定をすすめている「第4次男女共同参画基本計画」の進捗状況を注視するとともに、先に成立した「女性活躍推進法」の確実な実施にむけて、女性活躍推進にかかわる課題分析のための任意項目も考慮するよう、労使委員会等の協議の場に女性の意見を届ける努力をしていきます。
 
また、兵庫県が策定する「第3次兵庫県男女共同参画計画(仮称)」に連合兵庫を代表して参画し、労働者の立場から意見反映をおこないます。加えて、連合兵庫が呼びかけ人に加わり設置された「ひょうご女性活躍推進会議」にも積極的に参画し、行政と地元企業で働く女性とをつなぐ役割を果たせるよう必要な提言をおこないます。

(2)男女共同参画社会基本法で努力義務となっている各市町での男女共同参画計画・条例の策定について、連合兵庫推薦の各級議員、および連合兵庫の各地域協議会と連携し推進します。
 
そのため、兵庫県内の各自治体における男女共同参画施策実施状況の把握をすすめるとともに、県内・外も含めた幅広い地域・分野の男女共同参画状況についての実態把握・情報共有をおこないます。

(3)制定から30年をむかえた「男女雇用機会均等法」を、あらためて職場に周知・徹底していくとともに、非正規労働者を含むすべての女性を対象とするポジティブ・アクション(積極的活用)をすすめます。
 
また、性やライフスタイルに中立的な法整備や税と社会保障の改革、選択的夫婦別姓の制度の導入や結婚年齢の男女同一化、離婚時や婚外子の財産分与の見直しや女性の再婚禁止期間などの民法改正についての議論を注視しつつ、理解を深めるための資料や情報提供等をおこないます。

(4)女性の政治への積極的参画や、政策・制度の意思決定の場における女性の割合を増やすためにも、連合兵庫推薦の各級女性議員の方々と女性委員会役員との懇談の場を持ち、活動内容や取り組みについて意見交換をしながら相互の課題把握につとめます。また、共通する課題やテーマにそった勉強会やセミナーなどの企画・開催についても協議していきます。

(5)6月の「男女平等月間」にあわせて、兵庫県労働局男女雇用機会均等室に対して、女性が働き続けることのできる職場・社会環境の実現にむけて必要な施策について要請をするとともに、労働側、使用者側双方が男女の就業についての課題や問題点を共有できるよう、連合兵庫女性委員会と雇用均等室との連携を強めていきます。

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3.働く女性の権利確立と活躍推進にむけた取り組み

(1)働く女性の権利確立をめざす3月8日の「国際女性デー」、10月7日の「ディーセントワーク

(働きがいのある人間らしい仕事)世界行動デー」、11月25日の「女性に対する暴力撤廃デー」等の全国統一行動に積極的に参加していきます。
 
また、昨今社会問題となっている「女性の貧困」等、社会の中で弱い立場に置かれている女性の支援について、地域の女性支援団体や行政機関と連携していきます。

(2)育児・介護休業法など法整備がすすむ一方で、第1子の出産前後に約6割の女性が退職していることから、女性の就業継続を可能とする職場環境づくりや待機児童対策、出産を機に退職した女性などの再就職を支援するために、兵庫県がハローワークと連携して開設した「女性就業相談室(ハローワーク相談窓口)」の積極的な活用をすすめ、女性の再チャレンジを応援していきます。

(3)セクシュアルハラスメントやパワーハラスメントの問題に加えて、働く女性が妊娠・出産を理由に職場で肉体的・精神的な苦痛を受ける「マタニティハラスメント」についても実態を把握し、それらについて不利益な取り扱いを禁止している関係労働法の周知・徹底につとめます。

4.家庭的責任を持つ男女労働者の両立支援の推進

(1)労働者の「ワーク・ライフ・バランス」推進のため、連合兵庫・兵庫県経営者協会・兵庫県・労働局の四者合意による「仕事と生活のバランス推進事業」にもとづき設置された「ひょうご仕事と生活センター」を積極的に活用し、女性委員会の諸活動との連携をはかります。

(2)男女がともに、家事・育児・介護等をしながら働き続けることのできる職場環境を確立するため、男性の長時間労働の是正や、家庭生活や地域活動への参画促進などが課題となっています。 そのため、2016年度に向けて見直しがすすめられている「育児・介護休業法」について、非正規労働者等の育児休業取得要件の緩和や、介護休業の分割取得を可能にすることなど、誰もが働き続けることのできる制度となるよう、意見反映をしていきます。

5.連合兵庫女性委員会の組織拡大と活動・交流の推進

(1)女性委員会の取り組みをすすめていくにあたり、連合兵庫の様々な取り組みや関係会議等に対して各構成組織の女性組合員の参加を求め、産業別の枠を越えた交流をすすめます。
 
また、連合兵庫が取り組む国民運動・平和行動への女性組合員の参画促進のために、女性委員会役員を中心に参加を呼びかけます。

(2)連合兵庫女性委員会の活動について広く周知するために、それぞれの組織の女性組合員が組合活動に興味をもち、関心が高まるような身近な話題をテーマに取り上げた「女性セミナー」を引き続き企画・開催します。

(3)すべての連合兵庫構成組織からの女性委員会委員の選出をめざすとともに、役員体制の強化をすすめます。

 ◆つぎに、女性委員会事務局が第25期の役員候補者を発表し、総会出席者の満場の拍手で承認されました。

<第25期役員体制   委員長   釜口  清江  再任  (兵教協・兵庫県教職員組合)   名簿省略>

◆つづいて、今期で退任する役員6名の方々へ感謝の意を表したのち、本総会に出席の3名よりひとことずつ退任あいさつを受けました。

 退任役員あいさつ

(左より、上野さん、滝本さん、丸山さん)

 上野 ゆかり(JP労組近畿兵庫連絡協議会)
<任期>  第22期 ~ 第24期

◆幹事としての3年間は、長かったような短かったような気がします。参加することに意義があると思い、一生懸命に参加してきましたが、仕事の内容が変わったことで、最近はなかなか参加できず残念でした。これからも、お声掛け下されば協力していきたいと思っています。

滝本 麻理(兵庫フード連合:キッコーマン労働組合高砂工場支部)
<任期>  第23期 ~ 第24期

◆幹事として2年間お世話になりました。役員になる以前から女性委員会のセミナーや研修会には参加していましたが、役員として参加してみて、いろいろな体験をさせていただき、知らないことや役に立つ情報なども知ることができて楽しく活動できました。
  退任後も、セミナーなどに引き続き参加していきますので、よろしくお願いします。

丸山 裕子(情報労連:NTT労組関西総支部兵庫分解)
<任期>  第22期 ~ 第24期

◆幹事として3年間お世話になりました。単組の役員就任と同時に女性委員会の役員にもなり、何もわからないところから始まったのですが、よいメンバーに恵まれて、新しい経験もさせていただき、楽しい時間を過ごすことができました。
  単組の役員も退任し、今は、職場へ戻ってがんばっておりますが、女性委員会で繋がった縁を大切にしながら、機会があればぜひ、いろいろなイベントにも参加していきたいと思っています。

 ◆議事の最後に、井上幹事(UAゼンセン:ユニチカユニオン坂越)が、総会アピール(案)を読み上げて提案し、満場の拍手で採択されました。

 総会アピール(案)

女がともに輝く社会へ!あらゆる分野への男女平等参画を実現しよう!

本日、連合???????????????????????????????兵庫女性委員会は、第25回総会を開催し、2016年度の活動方針を決定しました。
本総会を通じ、私たち一人ひとりが自ら主体となって、連合が提唱する「働くことを軸とする安心社会」を実現するために、以下のことを確認しました。

  第1に、女性も男性もすべての人が対等・平等で人権が尊重され、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を自由に選択でき、雇用の場や地域社会などあらゆる分野の性差別をなくしていくことです。
 
そのためには、制定から30年をむかえた「男女雇用機会均等法」を職場にしっかりと根付かせ、男女平等な職場環境の整備に引き続き取り組み、セクハラ、パワハラに加えて、妊娠・出産を理由に不利益な扱いを受ける「マタニティハラスメント」防止等に全力で取り組みます。
 
また、社会のあらゆる分野への女性参画推進をすすめる国の「第4次男女共同参画基本計画」策定経過を注視するとともに、本年8月に成立した「女性活躍推進法」が確実に実行されるよう、各事業所が策定する推進計画等に対して労働組合も積極的に参画します。

  第2に、連合の「第4次男女平等参画推進計画」をふまえて策定した「連合兵庫第3次男女平等参画推進計画」の推進していくために連合兵庫男女共同参画推進委員会と連携し、労働組合における女性の役員比率を高め、私たち女性の意思を政策・制度に反映することができるよう、積極的な取り組みをすすめます。

  第3に、男女がともに仕事と生活の調和をはかることのできる「ワーク・ライフ・バランス」の取り組みを一層すすめることです。
 
女性も男性もすべての人が仕事と生活を両立させていくために、子育てや介護をしながら安心して働き続けることのできる仕組みや、社会・職場環境の整備に取り組みます。

  第4に、女性の人権確立にかかる取り組みの促進です。
 
働く女性の半数以上が不安定な非正規労働者となっており、低賃金で将来を見通せない状況におかれている「女性の貧困」が社会問題となっています。さまざまな環境に生きる誰もが暮らしやすい社会をめざして、性暴力の撤廃や人権侵害に目を向け、女性が誇りを持って生きていける社会を構築するための課題解決に努力していきます。

  連合兵庫は、「ストップ・ザ・格差社会!すべての働く者を連合の輪へ 安心社会を切り拓こう!」をスローガンに、全国の働く仲間とともに闘っています。
 
女性も男性もすべての人が安心して働き続けることができる社会、そして労働の尊厳と価値を高めていけるように、私たち女性の力を結集し行動していきましょう。

2015年11月28日
連合兵庫女性委員会第25回総会

◆アピール採択後、新委員長に再任された釜口委員長があいさつに立ち、向う1年間の女性委員会活動への協力を求め、総会の第1部を締めくくりました。

<総会  第2部>???????????????????????????????

◆第1部終了後に休憩をとったのち、総会の第2部は上田副委員長(情報労連:NTT労組関西総支部兵庫分会)の司会・進行ですすめられ、総会出席者相互の交流を兼ねて、「働く私たちのコミュニケーション力UP講座」を開催。
女性ライフサイクル研究所 Felien(フェリアン)の森﨑和代さんを講師にむかえ、職場や家庭生活など身近な人間関係をスムーズにし、毎日を楽しく前向きに過ごすための感情コントロール法を学びました。

◆はじめは緊張していた参加者たちも、森﨑先生の軽快な語り口と、分かりやすい内容に次第にリラックスし、グループワークにも積極的に取り組みながら、自分自身の感情を自覚して行動することの大切さを実感していました。

 『アンガー・マネージメント   怒りの感情との上手な付き合い方を学ぶ 』

講師: Felien(フェリアン)  森﨑 和代さん

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◆怒りとは?
◆怒りをコントロールするために
◆怒りのプロセス
◆怒りをコントロールしよう
◆コミュニケーションパターンに気づく
◆セルフメンテナンスを心がけましょ