• 活動内容
  • 労働対策

StopThe 格差社会! 労働者保護ルール改悪阻止へ研修会開催

  • 場所:加西市 いこいの村はりま
  • 時間:2016年12月18日(水)

◆連合兵庫主催  長谷川:連合北播事務局長
政策フォーラム共催で 『労働関係法制の動向・労働者保護ルール改悪阻止』 研修会をひらき、構成組織・地域協議会から担当役員約60名が出席しました。
◆研修会は、連合北番:長谷川事務局長の司会で幕をあけ、冒頭、主催者を代表して辰巳:連合兵庫副事務局長があいさつを述べました。

あいさつ  連合兵庫副事務局長  辰 巳 信 彦
◆労働者保護ルールの改悪阻止活動は、連合本部としては11月から街 宣行動など中央段階でのキャンペーンを展開。12月に入ってからも各種の抗議行動をおこなってきました。
 また連合兵庫としても全国の仲間と歩調を合わせ、12月11日に神戸市内において街宣行動を実施しています。
◆昨年末の衆院選の結果、自公政権にもどってしまい、7月の参院選挙でも与党が大勝し、安倍政権の大企業・産業優先政策によって労働者保護ルールの改悪がすすめられようとしています。この政権の動きは、いわゆるブラック企業を助長することにも繋がる。
◆改悪阻止の闘いは息の長い取り組みが必要で、少なくとも来年の通常国会が閉会するまで手を緩めることはできない。
◆労働者を人としてでなく、壊れたら取り替える機械のように扱おうとするもので、労働の尊厳を否定しており、妥協の余地なく対立しています。まさに労働運動の真価が問われています。仲間の力を結集し、全ての働く人々の尊厳を守るために闘っていきましょう。
◆本日の研修会は、そのための理論的支えになることを期待して開催したものです。一緒に勉強して、自信をもって闘いをすすめていきましょう。

【講演】 『労働者保護ルール改悪への対応』 講師 : 連合総合労働局長 新谷信幸 氏
<労働者保護ルール改悪への対応>
 労働者保護ルール改悪にかかわる政府内での議論動向
 諸会議における具体的な状況 懸念される『労働者保護ルール改悪』の内容
『労働者保護ルール改悪』議論に対する連合の基本的な考え方
<解雇規制の緩和問題について>
 解雇ルールの在り方
 解雇ルールの在り方に関する連合の基本的な考え方
<ジョブ型正社員(限定正社員)について>
 政府における議論の動向
『ジョブ型正社員(限定正社員)』について
 限定正社員に対する連合の懸念点
<労働者派遣法改正について>
 労働者派遣制度の概要
 労働者派遣をめぐる問題点
 派遣労働者の処遇の低さ
<労働時間法制について>
 過重労働の実態
 過重労働による弊害
 過重労働防止のための労働時間法制改正に向けて
<国家戦略特区による労働者保護ルールの適用除外について>
 国家戦略特区に対する連合の考え方

◆講演後は会場から熱心な質問が出され、たいへん充実した研修会となりました。

閉会あいさつ  連合兵庫北番地域政策フォーラム代表 山 上 武 司
◆本日は県下各地から多くのご参加をいただき、また連合本部からご多 忙の中、講師として新谷総合労働局長においでいただきました。主催者の一人として深く感謝申し上げます。
◆労働者を取り巻く環境は日に日に厳しさを増しており、働く人々を生身の人間と見ない風潮が蔓延しつつあります。労働者が者と同様に扱われる。
◆こうした状況を跳ね返し、すべての労働者が人間らしく生き、働くことのできる社会の実現を目指し、今後よりいっそう地域活動を強化していくとともに、中央においても政策制度実現にご尽力をお願いしたい。
 StopThe格差社会の実現へ、力をあわせて頑張りましょう。