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『シンポジウム生活満足感を高める環境要因とはⅡ』開催

  • 場所:神戸市 舞子ビラ神戸
  • 時間:2013年3月2日(土)

◆連合兵庫と一般財団法人兵庫勤労福祉センターは共催で、3月2日(土)、神戸市垂水区の「舞 子ビラ神戸」で、今年度の調査・研究事業の成果発表会を兼ねた 『シンポジウム生活満足感を高める環境要因とはⅡ』を開催しました。

◆シンポジウムには、構成組織・地域協議会をはじめ、各級議員・行政関係者をあわせ約220名の出席を得、勤労者生活において生活満足感に影響を与える環境要因、改善方向について、講演・パネルディスカッションに熱心に耳を傾けました。

◆シンポジウムは、土肥淳二:連合兵庫事務局長代理(財団理事)の司会で幕を開け、主催者を代表して森本洋平:連合兵庫会長(財団理事長)があいさつに立ちました。

 主催者あいさつ 
森  本   洋  平
連合兵庫会長/一般財団法人兵庫勤労福祉センター理事長

◆このシンポジウムは、連合兵庫のシンクタンク機能として、独自の調査・研究活動の成果発表を兼ねた取り組みです。
 今回は昨年に引き続き「生活満足度を高める要因」について勉強を深めようと企画いたしました。
 勤労生活意識調査から見えてくること、公契約条例の調査報告などから、掘り下げた学習会となるように期待しています。
◆分かりやすい話、生活満足度ではなく、企業満足度として考えれば少し方向性が見えてくるのかなあとも思います。企業の満足度とは何でしょうか、株主配当を増やすことですか、仕事を通じて社会に貢献することですか、金を貯めて内部留保を増やし無借金経営することですか、はてさてターゲットは何処に。
◆労働者の賃金は下がり続け、反面、内部留保は増え続け、今や300兆円です。年間1%増やしても、4.5万×6000万人、3兆円弱。
◆では、私たちの組織満足度はどうでしょう、反省が先に立ちます。
◆ブータンという国は貧しいが、幸せ度では世界NO1らしいです。
幸せ度と、満足度は多少意味合いが違うかも知れませんが、ブータンという国が、何となく羨ましい気がいたします。
◆働く私たちも身近で、当たり前のような問題として、もう一度見直す必要があるように思えてなりません。
◆いつも申し上げる事ですが、待機児童が存在する国が、大きな顔をして先進国ですなんてのは、可笑しいと思いませんか。年収200万円以下の労働者が1000万人もいるなんて。
◆生活水準は上がっているのに、満足感がないのは何故でしょうか。
 この問題は幅が広くて、底が深い問題ですが、人の基本的問題です。限られた時間ですが、それぞれご自分に置き換えて考えていただきたいと思います。

プログラム
【調査報告】

  『公契約条例取り組み専心しインタビュー調査報告 (札幌市・野田市・川崎市)』
     講  師  藤 島 一 篤 氏  (NPO法人ワーク・ライフ・コンサルタント代表)

【基調講演】
  『勤労生活者意識実態調査結果から見えてくること』
     講  師  滋 野 英 憲 氏  (神戸国際大学経済学y部教授)

【パネルディスカッション】
  『生活満足感を高める環境要因とは』
   ● コーディネーター
     藤 井 一 弘 氏  (青森公立大学経営経済学部教授)
   ● パネラー (発言順)
     滋 野 英 憲 氏
     藤 島 一 篤 氏
     藤 野 敦  子氏  (京都産業大学経済学部准教授)