連合兵庫男女共同参画 「第４回リーダーセミナー」開催

‘‘アンコンシャス・バイアス（無意識の偏見・思い込み）を払拭して だれもが自分らしく輝ける組織を！”

　５月１８日（火）の午後１時３０分より、ZOOMミーティングのWEBにて、連合兵庫執行委員を含む各構成組織および単組、地域協議会から次代を担う男女のリーダーを集め、男女共同参画第４回リーダーセミナーを開催しました。
　このセミナーには、１３構成組織・５地域協議会から計３４名が参加しました。（女性９名：男性２５名、女性参画率26.5％）

　第４回のリーダーセミナーでは、「アンコンシャス・バイアス（無意識の偏見・思い込み）」が人や組織に影響を与えることを知り、それらを対処することでより良い人間関係を築き、だれもが働きやすい職場環境を整備する方策を考えるために企画しています。

【セミナーの様子】

　冒頭に、主催者を代表して、村山 周平 連合兵庫副会長(フード連合）が挨拶に立ち、「労働運動に女性の参画を進めるために今夏から秋にかけて開催される各組織の定期総会に向け、連合兵庫が掲げる『第3次男女平等参画推進計画プラス』の①「運動方針に男女平等参画と３つの目標を明記」②「女性役員を選出」③「役員および機関会議等の女性の参画率３０％」の目標達成を目指していただきたい。本日の研修で学んだことをいかし、だれもが多様性を認め合い、互いに支えあうことができる『真の多様性』が根付く職場・社会の実現をめざして共に頑張りましょう。」と述べました。

【連合兵庫代表挨拶　村山副会長】

　続いて、今回のセミナー運営にご協力賜りました兵庫県立男女共同参画センター内の「女性活躍推進センター」・女性活躍推進専門員の冨岡 朝子 様より県内の企業に対する女性活躍に関する啓発や相談、研修会の講師派遣などセンターの活動についてご紹介をいただきました。

　ワークを取り入れた講演では、株式会社ＩＣＢ 代表取締役の瀧井 智美 様を講師にお招きし、「アンコンシャス・バイアス（無意識の偏見・思い込み）を払拭して だれもが自分らしく輝ける組織を！」と題してご講義をいただきました。

[講師：瀧井 智美 （株式会社ＩＣＢ 代表取締役）]

　まず最初に、「なぜ今、アンコンシャス・バイアスが必要なのか」というダイバーシティ＆インクルージョン（それぞれの多様性がいかされていること）の重要性に加え、無意識の関連づけが、相手や周囲にネガティブな影響を与える問題点について説明を受けました。その後、ZOOMのブレイクアウト・セッション機能を使用して4～5人を１組とした８グループに分かれ、職場でよくある事例の映像を視聴し、どのような場面にアンコンシャス・バイアスを感じたか、また、実際の職場にあるアンコンシャス・バイアスを洗い出し、それらが与える影響や対策についてグループ討議をおこないました。各グループから出た意見に瀧井先生からコメントをいただきながら、アンコンシャス・バイアスを払拭するための重要なコミュニケーションスキルとコントロールするための方策について学びました。

　最後に、連合兵庫副事務局長の出石より「今後は、アンコンシャス・バイアスに違和感を覚えたら見過ごさず、コミュニケーションを取ることで互いの意見や考えをオープンにして気づき合い、特に少数派の人が発言しやすい雰囲気づくりに留意し、相手に寄り添いながら話を聴くことに努めたい。風通しの良い組織づくりのため、本日のセミナーで得たヒントから皆さまの職場に合った方法を考えて是非、実行してください。」と閉会の挨拶で締めくくりました。

[ブレイクアウト・セッションならびにギャラリービュー拍手]

　セミナーの参加者からは、「アンコンシャス・バイアスという言葉や意味、そして自身が無意識で偏見を行っていることに気づけた。関係機関で展開したい。」、「WEB会議のグループミーティング機能を使い、感染症の状況下であっても少人数での意見交流ができた。全く違う職種、職場環境の方との意見交換は、とても有意義な機会でした。」　や「webでのワークに緊張した。先生の雰囲気、進め方に緊張がとけて、最後の方はリラックスできた。」など様々な感想をいただきました。また一方で、「グループワークはWEBより会場参加の方がよい。」など、開催形態に対する意見も寄せられました。

第４回リーダーセミナープログラム

・開　会 
　　主催者代表あいさつ：連合兵庫副会長 村山 周平
・「女性活躍推進センター」の活動紹介：冨岡 朝子（兵庫県立男女共同参画センター 女性活躍推進センター 女性活躍推進専門員）
・講　演／ワーク
　　演　題『 アンコンシャス・バイアス（無意識の偏見・思い込み）を払拭して、だれもが自分らしく輝ける組織を！ 』
　　講　師：瀧井 智美 （株式会社ＩＣＢ 代表取締役）
＝　休憩　＝
　講　演／ワーク
・閉　会
　　閉会あいさつ： 連合兵庫副事務局長 出石 弥生

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