2023年度 勤労者意識調査シンポジウムを開催(動画あり)
- 場所:ラッセホール2階/Web(Zoom)
- 時間:2024年2月13日(月)15:00~17:00
2023年度 勤労者意識調査シンポジウムを開催
◆(一財)兵庫勤労福祉センター・連合兵庫主催で、2月13日(月)15:00より、ラッセーホール2階にて、『2023年度 勤労者意識調査シンポジウム』を開催し、会場参加とWeb(Zoom)参加の併用で連合兵庫構成組織・地域協議会・連合兵庫フォーラム議員あわせて100名が参加しました。
また、本シンポジウムは(一財)兵庫勤労福祉センター事業の一環として毎年行われている「勤労者意識調査研究事業」についての調査結果報告会として開催し、2023年度は、勤労者の新たなキャリアとして「副業・兼業について」をテーマに実施しました。
(写:開会あいさつ)
◆『2023年度 勤労者意識調査シンポジウム』は、連合兵庫 西田 副事務局長が司会を務め、連合兵庫 那須 事務局長の開会あいさつのあと、3部構成で調査報告をおこないました。
Ⅰ部
NPO法人ワーク・ライフ・コンサルタント フェロー 藤島 一篤 様から、アンケート調査結果より、勤労者の副業・兼業の実態について、『副業・兼業を行っている労働者の状況/副業を希望する労働者について/仕事と生活の満足度』などについて報告がされました。
まとめでは副業・兼業は収入を増やすことが大きな目的となっており、自己実現や自己成長といったキャリア形成を主たる目的には捉えられていないというアンケート調査結果となりました。
Ⅱ部
NPO法人ワーク・ライフ・コンサルタント 副代表理事 国本 豊泰 様から、副業・兼業を許可する企業3社のインタビュー調査について、『副業・兼業許可制度の設計・運用面におけるポイント/副業・兼業に従事する際のポイントと留意点/日本における副業・兼業文化の将来展望と課題』の3つの項目についての調査報告があり、企業3社からは、副業は収入を目的に行うものではなく、自らのキャリア形成に繋げることや、自分のやりがいを感じるための時間として活用することが目的であると言う共通の回答があったと報告がありました。
インタビュー調査のまとめでは、勤労者は、能力・スキル開発への自己投資とした目的意識を持つこと、やりがいを原動力とした自主的な活動として活用すること、企業側は、副業・兼業をただ解禁するだけではメリットは生まれないこと、明確な目的と「活用」する意識やインフラ整備が重要であると言うと報告がありました。
Ⅲ部
兵庫県立大学国際商経学部 教授 加納 郁也 様から、Ⅰ部・Ⅱ部の『調査結果のまとめ』がされ、勤労者側と企業側とでは、副業・兼業への意識が大きく違っていたことや、働き方の多様性・多様化に置き換えても、勤労者の多くの方は、時間的、体力的な余裕が少ないこと、収入や生活の取り巻く環境から、自分のキャリア形成や、やりがいを感じる仕事を『副業・兼業』で補うといった視点で捉えるには難しと言える状況で、まずは、本業が所定労働時間で終われること、自分の労働時間がコントロールができる労働環境であることが必要であり、『副業・兼業』をおこなうには本業の根本的な仕事のやり方を変えていかなくてはいけないことなどが報告されました。
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詳細は、「連合兵庫Youtubeチャンネル」で動画配信しています。
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