2024年度 勤労者意識調査シンポジウムを開催

- 場所:兵庫県中央労働センター2階 大ホール/Web(Zoom)
- 時間:2025年2月10日(月)14:30~16:30
2024年度 勤労者意識調査シンポジウムを開催
◆(一財)兵庫勤労福祉センター・連合兵庫主催で、2月10日(月)14:30より、兵庫県中央労働センター2階 大ホールにて、『2024年度 勤労者意識調査シンポジウム』を開催し、会場参加とWeb(Zoom)参加の併用で連合兵庫構成組織・地域協議会・連合兵庫フォーラム議員あわせて86名が参加しました。
また、本シンポジウムは(一財)兵庫勤労福祉センター事業の一環として毎年行われている「勤労者意識調査研究事業」についての調査結果報告会として開催し、2024年度は、人手不足・人材確保・勤続定着の観点から、勤労者の「定着・離転職について」をテーマに実施しました。
(写:開会あいさつ)
◆『2024年度 勤労者意識調査シンポジウム』は、連合兵庫 西田 副事務局長が司会を務め、連合兵庫 那須 会長の開会あいさつのあと、Ⅰ部アンケート報告・Ⅱ部企業インタビュー報告・Ⅲ部パネルディスカッションの3部構成でおこないました。
Ⅰ部
NPO法人ワーク・ライフ・コンサルタント フェロー 藤島 一篤 様から、2024年9月9日(月)~11月1日(金)に実施した、アンケート(有効回答数1,444件)より、勤労者の定着・離転職の実態について、『定着・離転職の意向/現在の勤務先からの離転職を考えているか/現在の勤務先の職場環境や働き方をどのように評価しているか』などの結果について報告がされました。
Ⅱ部
NPO法人ワーク・ライフ・コンサルタント 副代表理事 国本 豊泰 様から、離職率を低く抑えられているユースエール認定企業の3社へ訪問し、『若手の定着力を高めるために、工夫・努力していること/若手社員は当社のどこに魅力を感じているか/若手が魅力を感じる社会とは/若者たちと職場でうまく一緒になっていくポイント』などのインタビュー結果について報告がされました。
3社の共通点として、『社員の主体性や、やりたいと思っていることを尊重し、伸ばしていること/職場雰囲気が良くコミュニケーションがとれ、また労使の関係性がよい』などが挙げられました。
Ⅲ部
兵庫県立大学国際商経学部 教授 加納 郁也 様がコーディネーターを務め、Ⅰ部報告 藤島 様、Ⅱ部報告 国本 様が、パネリストにつき、 パネルディスカッションを行いました。
4人に1人の若者が現在の職場環境に関わらず転職サイトに登録している実態や、離転職意向が強い者の理由には、賃金の処遇以外にも、社内育成の充実や、自身のキャリアアップを求め行動を起こしていることがわかった。特に、自身の職場経験や実績を早く積みたい若者が40代と比べると多い傾向にあり、社内の育成制度や、会社の魅力・やりがいを伝える工夫などの課題が挙げられた。