近畿ブロック女性リーダーセミナーを奈良で開催
- 場所:ホテルフジタ奈良
- 時間:2016年2月21日(日)~22日(月)
~ 多様な人材の育成で、女性の活躍推進につなげよう!~
第20回連合近畿ブロック女性リーダーセミナーを奈良で開催
◆連合近畿ブロックでは、男女平等社会実現に向けて、労働組合の女性役員のスキルアップと女性同士のネットワークをひろげるとともに、女性リーダーとしての立場や役割を学び、女性が働き続けることのできる職場づくりを目的に、各地方連合会の枠をこえてセミナーを開催しています。
◆20回目をむかえる今回のセミナーは、2月21日(日)から22日(月)の2日間にわたって、会場となった「ホテルフジタ奈良」に、連合兵庫女性委員会の役員5名を含む約40名が参加しました。
セミナー開始の前段には、地元連合奈良の小山 淳二:会長(左 写真)より激励のあいさつをいただき、司会・進行(連合兵庫担当)よりセミナーの趣旨説明がありました。
◆つづいて、参加者たちの緊張をほぐしてもらおうと企画した「カラー・コーディネート」講座が始まると、初めて顔を合わせたにもかかわらず和気あいあいとした雰囲気となり、自分自身に似合う「色」を見つけるパーソナルカラー診断をお互いに試したりしながら、自然と打ち解けた様子でした。
◆若干の休憩をとったのち、セミナーテーマでもある「女性の活躍推進」に関連して、関西学院大学経済学部教授の西村 智先生から『ダイバーシティがすすむ欧州から 私たちが学び、取り組むべきこと』と題した講演がありました。
◆参加者たちは、西村先生が昨年の9月に視察で訪れた欧州三カ国(スウェーデン、フィンランド、フランス)の男女の働き方や仕事と生活の両立支援施策、多様で優秀な人材確保につながる管理職のあり方などの報告に加えて、女性が活躍できる職場を実現していくには、女性自身の仕事へのモチベーションはもとより、トップの考え方や上司の意識が大きく影響するとの結論に大いに納得していました。
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◆セミナーの2日目は、連合京都女性委員会の赤瀬 史:委員長(UAゼンセン)の司会・進行ですすめられ、連合総合男女平等局の井上 久美枝:局長から『2016春季生活闘争における男女平等関連の取り組み』について、法改正の動向を中心に講演がありました。
井上局長の講演は、この4月に施行される「女性活躍推進法」の概要と労働組合の対応や、来年度の改正にむけて議論がすすむ「育児・介護休業法」の改正内容の説明のほか、連合がすすめる第4次男女平等参画推進計画の進捗状況など多岐にわたり、参加者との活発な質疑・応答につながりました。
◆つぎに、参加者たちは4つのグループに分かれて①女性が働き続けるために、何が課題となっているか ②女性が活躍するためには、どんな環境や法律が必要か についてグループ討議をおこないました。
昼食休憩後の意見発表では、制度が充実していても職場に利用しにくい雰囲気があることや、自分の将来を思い描けるような女性のロールモデルの必要性、労働組合の取り組み方針への女性の意見反映が不十分など、それぞれの職場が抱える課題が浮き彫りとなりました。
◆すべての意見発表後、井上局長は、「現状をいっぺんに解決していくことは難しいが、仕事でも労働組合役員への打診でも、自分に声がかかった時は、現状を変えるきっかけとして断らずにチャンスと思って引き受けてほしい。そして、改善すべきことや納得いかないことなどについては、あきらめずに何度も声を上げ続けることが大切だ」と、参加者たちに力強いエールを送りました。
◆セミナーの最後に、連合大阪の佐伯 昭子:副事務局長がまとめと閉会あいさつに立ち、「今、女性の活躍推進が大きなテーマとなっているが、今回のセミナーで学んだことが取り組みを進めていく中で役に立つのではないかと思う。今回のセミナーをつうじて、近畿ブロックの女性のネットワークが広がったことは大きな成果だ。長時間労働など私たちの働き方改革が課題になっているが、今後も問題意識を共有しながら一緒にがんばっていきましょう。」と述べ、2日間のセミナーを締めくくりました。
第20回 連合近畿ブロック女性リーダーセミナー プログラム 【2月21日】 開会あいさつ 連合奈良会長 小山 淳二 セミナー趣旨説明 「見た目UPからコミュニケーションUP 仕事に活かすカラーコーディネート」 講演Ⅰ 【2月22日】 講演Ⅱ グループ討議 グループ意見発表 まとめ・閉会あいさつ 連合大阪副事務局長 佐伯 昭子 |