◆連合兵庫ユニオンは、10月22日(土)に加古川プラザホテルにて、中小企業労使の安全衛生の意識向上と危機管理を目的に第7回労使安全衛生研修会を開催し、加盟組合、各地域協議会ユニオンより、労使合わせて32名が参加した。
◆司会・進行を連合兵庫ユニオン:小澤 事務局長が務め、主催者あいさつは連合兵庫ユニオン:古町 委員長から述べた。安全衛生については、業種に関係なく、安全で安心して働く環境を作ることで、会社としても安定した労働力、生産性を確保できるなど、労使共通に取り組む重要な活動であると参加者と再認識したあと、約2時間をかけて研修会を行った。
◆研修1では、講師に加古川労働基準監督署署長 山本 博一 氏を招き、『兵庫県下の労働災害状況と取り組みに』ついて講演をいただいた。墜落・転落、はさまれ・巻き込まれの災害件数が年々減少していくなか、転倒災害は増加しており、高年齢者55歳以上の労働者数の増加と比例しているとの報告を受けた。また、その休業期間も約6割は1ヵ月以上と、筋力や反射神経の低下などから、重傷(骨折など)につながり完治までも時間がかかるなど、様々なリスクが増加する結果となっていた。研修2では、連合大阪労働安全衛生センター 西野 方庸 氏に、『労災保険制度と職場の課題』について、労災保険は人を雇えば保険関係が成立するといった基本的な内容から、労働災害の認定なども、事例を踏まえながらわかりやすく講演いただいた。
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