• 活動内容
  • 女性委員会
  • 本部・近ブロ

近畿ブロック女性リーダーセミナーを和歌山で開催

  • 場所:大阪 ホテルグランヴィア
  • 時間:2017年3月26日(日)~27日(月)

~ 女性も男性も、すべての人が活躍できる「共生社会」をめざそう!~

女性リーダセミナーin20170327wakayamasemina0285和歌山

◆連合近畿ブロックでは、連合の掲げる「男女平等参画社会の実現」に向けて、男女の意識改革と労働組合の女性役員のスキルアップとともに、近畿で働く女性同士のネットワークを広げ、女性が働き続けることのできる職場づくりを目的に、女性を対象としたセミナーを開催しています。

◆第21回目となった今回のセミナーは、3月26日(日)から27日(月)の2日間にわたってホテルグランヴィア和歌山を会場におこなわれ、連合兵庫女性委員会の役員5名を含む48名が、近畿2府4県から参加しました。

20170326-1wakayamasemina
◆セミナーの1日目は、連合滋賀女性委員会の藤岡 順子:委員長の司会・進行ですすめられ、セミナー前段には、地元連合和歌山の小林   茂:会長より、参加者に向けて歓迎と激励のあいさつをいただきました。
(左の写真は、あいさつする小林会長)
 

 

 20170326wakayamasemina0313

◆つづいて、セミナーの趣旨説明と参加者自己紹介のあと、緊張気味の参加者にリラックスしてもらおうと企画した『筆跡でわかる心身の健康セルフチェック』講座が始まると、各グループごとに和気あいあいとした雰囲気が広がりました。

 ???????????????????????????????????????????????????????????????

参加者たちは講師の本山裕子さん(筆跡心理カウンセラー)の軽快な語り口にときおり爆笑しながら、各々が書いた文字や筆跡を客観的に見ることにより、今の自分の状態を知ったり、筆跡は意識すれば変えられること、そして、文字を書くことをとおして、自分の直感や「なりたい自分」に気づくことが大切だとのお話に、大いに納得した様子でした。

 

  ◆その後、20170326wakayamasemina若干の休憩をとったのち、セミナーのテーマである「共生社会」に関連して、弁護士の仲岡 しゅんさんから『セクシュアルマイノリティと人権  ~実体験と差別の所在 ~ 』と題した講演がありました。

◆仲岡さんは、ご自身がMTFトランスジェンダー(性別越境者:男性として生まれたが、女性として生きている人)であり、LGBTという言葉の意味から丁寧に解説し、人の「性」のあり方や、社会のさまざまな場面におけるセクシャルマイノリティのおかれた状況について、ご自身の体験をふまえて語りまし?????????????????た。

◆私たちが生きている社会の中で、セクシャルマイノリティが抱える「生きづらさ」は、「女であること」「男であること」の生きづらさの延長線上にあって、日本独特の「家制度」の考え方が影響しているのではないかという仲岡さんの問いかけに、参加者たちは、熱心に耳を傾けました。 

 

 

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20170327wakayamasemina・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆セミナーの2日目は、連合大阪女性委員会の白川 智美:委員長の司会・進行ですすめられ、連合総合男女平等局の井上 久美枝:局長から『2017春季生活闘争における男女平等課題』について、1月に施行された「改正育児・介護休業法」等、法改正の内容に加えて、連合の第4次男女平等参画推進計画の進捗状況についての講演がありました。

◆講演の中で井上局長は、今年の10月に施行予定となっている育児休業期間の再延長についての連合の見解や、仕事と不妊治療の両立について施策検討などについても触れ、重要な方針の意思決定の場に、女性が参画することの重要性をあらためて強調しました。

 

◆つぎに、参加者たちは4つのグループに分かれて ①女性役員の育成に向けて、何が課題となっているか ②女性役員が活動するためには、どのような環境整備等が必要か について、自由に意見交換をおこないました。
◆昼食休憩後の意見発表では、女性役員になって人間関係が広がって知識が深くなったという人や、このような異業種交流の場に参加できることはたいへん有意義だという声もある一方で、女性役員就任依頼の際の声かけの難しさや、活躍している女性役員のロールモデルが少ないなどの悩みのほか、女性が参加しやすいようにするためには、組合活動や会議の時間帯に工夫が必要であること、男女それぞれが意識改革をして一つの目標に向かって協力体制をつくるべきだ等、さまざまな意見が出ました。

????????????????? ??????????????????????????????????????????????????????????????? ???????????????????????????????????????????????????????????????

◆すべての意見発表後、井上局長は、「厳しいことをいうようだが、『女性だから○○は苦手』的な発想をなくして、女性ということにとらわれずに、働く一人の人間として新しいことに挑戦してほしい。若い世代のアイディアも積極的に取り入れながら、新しい組合活動のあり方にも目をむけていきましょう」と、参加者たちにエールを送りました。

 20170327wakayamasemina0459

◆セミナーの最後に、連合大阪の佐伯 昭子:副事務局長がまとめと閉会のあいさつに立ち、「このセミナーでは、初めて顔をあわせた女性同士が、それぞれの職場や組合活動について情報交換をしてもらうことも大きな目的としているので、二日間の体験をこの場限りで終わるのではなく、各職場に持ち帰っていただくとともに、近畿2府4県を超えた女性の横のつながりに活かして下さい」と述べ、2日間のセミナーを締めくくりました。

20170327wakayamasemina0385