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女性委員会が第16回「女性セミナー」を開催

  • 場所:神戸市西区『兵庫楽農生活センター』
  • 時間:2017年9月30日(土)

~ 兵庫の魅力を再発見!きのこ収穫体験と地元食材を味わおう!~

◆連合兵庫女性委員会では、活動方針に掲げている「女性委員会参加組織の拡大と、活動・交流の推進」にもとづき、女性委員会の活動について広く知ってもらうことを目的に、女性組合員に関心をもってもらえるような身近な話題を取り上げて「女性セミナー」を開催しています。

◆第16回目となる今回のセミナーでは、兵庫県の男女共同参画推進項目にも掲げられている「農林水産業等における女性の参画拡大」に注目し、9月30日(土)に神戸市西区の『兵庫楽農生活センター』を総勢35名で訪問。
センター内の見学や、「きのこ館」でのきのこ収穫体験、会社員を経て女性農業家として活躍されている“元農園(チアファーム)”の浅川元子さんの講演をお聴きしました。
また、センター内にあるレストラン「かんでかんで」で、新鮮な地元食材を使ったランチをいただきながら、参加者同士の交流も深めました。

◆セミナー当日はさわやかな秋晴れのもと、一行は貸切バスで「兵庫楽農生活センター」に到着。同センターの椿原 健右:副センター長の出迎えを受け、センター内にある農機具展示庫を見学したのち、きのこ館へ移動。
同館担当者の説明・指導のもと、お待ちかねの「きのこ収穫体験」と、収穫したしいたけ200グラム袋詰めゲームにも挑戦。200グラムピッタリ参加者たちは、はじめての体験を楽しみながら、普段見ることのない
菌床しいたけ栽培の様子を目の当たりにし、しきりに感心していました。

 

 

 

 

◆次に参加者たちは、昼食交流をはさんでセンター内のセミナー室に移動し、セミナーの第2部がスタート。女性委員会の安樂 雅枝:事務局長(UAゼンセン)が司会・進行を担当し、主催者を代表して釜口 清江:委員長(兵教協)があいさつを述べました。

主催者代表あいさつ 

 

連合兵庫女性委員会委員長  釜口  清江(兵庫県教職員組合)

◆連合兵庫女性委員会は、これまで「女性セミナー」を15回開催してきました。 活動方針の一つである「女性委員会参加組織の拡大と活動・交流の推進」にもとづき、県内の各自治体を訪問し、男女共同参画の推進状況についての意見交換や交流、兵庫県の課題やその時々の社会の動きに合わせてセミナーを企画しています。

◆そして、今年度のセミナーでは、『兵庫の魅力を再発見!』をテーマに、午前は、ここ「兵庫楽農生活センター」において「きのこ収穫体験」を実施しました。お楽しみいただけましたでしょうか。
今日は、県内各地域から、さまざまな職種の皆さんにご参加をいただいています。 地域や職種によって、悩みや課題には違いがあるかもしれませんが、働く女性として、同じ悩みに出合うことがあります。
どうぞ今日の出会いをきっかけに、積極的な交流があることを願います。

◆さて、女性が働き続けられる体制を整えるため、昨年4月に「女性活躍推進法」が施行されました。
日本では、「男性は仕事、女性は家庭」といった性別役割分業の意識が根強く、働きたい女性も、結婚や出産を機に仕事を辞めざるを得ない、また育児においても待機児童問題のある地域では、やはり女性が仕事を離れて家庭に入ることを強いられる状況が現在もあります。

◆30年を経過した「男女雇用機会均等法」やこの「女性活躍推進法」も、単に女性が労働力として活用されることではなく、本当に誰もが働きやすい社会のために実効されることが必要です。女性が働きやすい社会は、男性も働きやすい社会です。ライフステージに応じた多様な生き方、働き方ができる社会をつくるため、連合としてのとりくみも重要です。

◆私は兵庫県の男女共同参画審議会に労働者の代表として参画していますが、これまでのとりくみにも関わらず、兵庫県は男女共同参画が進んでいるとは言い難い県です。
民間企業や地域社会において、また推進項目にも掲げられている「農林水産業等における女性の参画拡大」にも課題があります。農業に携わる女性は多くおられます。しかし、農業委員など方向性を決定するような会議には、やはり圧倒的に男性が参画しています(5.4%)。

◆そこで、第2部では、会社員を経て就農された浅川元子さんからお話をお聴かせいただき、兵庫県の未来を考える時間、これからの私たちの生き方・働き方を考える機会になればと思います。
 私たち女性委員会は、誰もが働きやすい職場づくりをめざし、労働組合活動への女性の参画を一層すすめていきたいと考えます。

◆本日のセミナーでの学びや気づきを生かし、すべてのいのちが大切にされる社会、男女平等社会の実現にむけ、ともにがんばりましょう。

◆つづいて講演にうつり、講師にお迎えした元農園(チアファーム)の浅川元子さんに、会社員を経て農業を始められたきっかけや、安心して食べられる野菜づくりへのこだわりなどについて、ご自身の体験をふまえてお話いただきました。参加者たちは浅川さんの講演に熱心に耳を傾け、普段何気なく自分たちが口にする野菜の本当の美味しさとは何か、また「食」の安全についても見つめ直す機会となりました。

講演

『野菜の消費者から生産者になったからこそ、あの頃の私に伝えたいこと』

講師:元農園(チアファーム) 浅川 元子さん

◆自己紹介

◆消費者だった私が、野菜を買っていて思っていたこと

◆安心安全な野菜

◆野菜の品種

◆栽培方法について

◆食べることって?

◆tasty-first(テイスティーファースト)という考え方

 

 

 

◆今回のセミナーを開催するにあたっては、会場となった『兵庫楽農生活センター』の事務局の皆様に、セミナーの企画段階からご尽力をいただきました。また、当日の移動については、神姫バス労働組合をつうじて、神姫バスを利用させていただきました。この場を借りて、御礼申し上げます。有難うございました。