• 活動内容

第85回兵庫県メーデー神戸中央大会(式典内容掲載)

力合わせよう!心つなげよう!

~ 第85回兵庫県メーデー神戸中央大会に働く仲間が結集 ~

<全国統一メインスローガン>

『すべての働く仲間の連帯で暮らしの底上げをめざし、働くことを軸とする安心社会を実現20140426meidei21882しよう!』

 ◆4月26日(土)、神戸大倉山公園野球場で開催した第85回兵庫県メーデー神戸中央大会(実行委員会:連合兵庫・連合神戸・兵庫県労福協・神戸労福協)には、神戸地域の連合組合員を中心に約10,000人が結集。 発生より3年が経過した東日本大震災支援の継続、すべての働く者の賃上げと処遇改善・労働者保護ルールの改悪阻止など生活者の立場からの政策・制度の実現、そして自由で平和な世界をめざしてテロの撲滅や核兵器廃絶、人権問題の解決等を含むメーデー宣言を採択しました。

◆今年のメーデーは、昨年と同様に湊川公園から式典会場までの集結デモをおこない、メーデー式典につづいて、会場に隣接する「兵庫県解放運動無名戦士の碑」への献花式もおこないました。20140426meidei2118

◆また、メーデー会場では、メーデー運営委員(連合兵庫国民運動推進委員会委員・青年委員会・女性委員会)らが、東日本大震災の復興支援募金活動をおこない、被災者への連帯を呼びかけました。

【集結デモ】

 ◆初夏のような陽気の中、湊川公園に集合したメーデー参加者たちは、辻 実行委員長のあいさつを受けたのち、メーデー会場の大倉山公園野球場までの約1kmをデモ行進。
◆それぞれに、「労働者保護ルールの改悪阻止!労働法制の改悪反対」を掲げたプラカードをもち、通行人や住民にアピールしました。

 


【開会宣20140426meidei2199言】 

◆第85回兵庫県メーデー神戸中央大会式典は、澤田:実行委員会事務局長が司会・進行をつとめ、『兵庫県メーデー神戸中央大会の開催日を8年ぶりに、ゴールデンウィークの初日に設定しました。より多くの方にご参加いただくとともに、すべての働く者の連帯で暮らしの底上げをめざし、「働くことを軸とする安心社会」を実現していきたい。それでは、ただいまより第85回兵庫県メーデー神戸中央大会を開会いたします』と力強く開会宣言しました。

 

【主催者あいさつ】

 

主 催 者 挨 拶20140426meidei2203

実行委員長    芳治

  皆さん、おはようございます。連合兵庫の辻でございます。

第85回兵庫県中央メーデーに、県下各地より参加を頂きました皆さんには、湊川公園からの集結デモでアピールを行ない、ここ大倉山での式典にご結集頂きました。大変ご苦労様でございます。

 冒頭に、あの「東日本大震災」によって犠牲になられた方々のご冥福を改めてお祈りするとともに、この年間に亡くなられた私たちの仲間の御霊に対して、心から哀悼の意を表し、黙祷を捧げたいと思います。全員、起立・脱帽のうえ、ご協力をお願い申し上げます。

~黙祷~ 

  本日は、公務ご多忙の中、ご来賓として、井戸兵庫県知事、久元神戸市長、水岡民主党兵庫県連代表、梶川社民党兵庫県連代表、若山近畿労金兵庫地区統括本部長、酒井全労済兵庫県本部長、藤江兵庫高退連会長、坂本部落解放同盟兵庫県連委員長をはじめ、国会議員・前国会議員各位、各首長ならびに各級議会議員など、数多くの皆様にご臨席を賜りました。
主催者を代表して厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございます。

  さて、今年の「第85回兵庫県中央メーデー」は、ここ数年来「原点回帰」との理念のもと「5月1日」にこだわり開催して参りましたが、より参加しやすい日程を指向する立場から、GW初日となる本日4月26日の開催と致しました。まず、ご理解を賜り、例年以上の多くの皆様にご結集頂きましたことに、厚く御礼申し上げる次第でございます。

  冒頭に黙祷を捧げて頂きましたが、東日本大震災から3年余りがたちました。今も、約26万人もの方が避難生活を強いられています。いまだに仮設住宅での生活を余儀なくされている人、故郷に帰る目途も立たない人、思う仕事に就けず生活基盤が揺らいでいる人、心のケアが必要な人、根強い風評被害に苦しむ人など、多くの方々が深刻な問題を抱えておられます。
3年の月日を経てもなお、被災地からは多くの切実な声が寄せられています。特に心の問題は深刻で、被災3県の子どもの3割に心的外傷後ストレス障害の症状がみられるとの調査報告も出されています。

  連合は、こうした状況の早期解決に向け、ここ1年が正念場であるとの思いで、様々な被災地支援の継続に加え、「東北子ども応援わんぱくプロジェクト」という新たな取り組みを進めています。将来を担う子どもたちに楽しんでもらいたい。心の絆を実感してもらいたい。そして命を守ることの大切さを全国の仲間に伝えていくことが、この取り組みの目的です。

  また、あの阪神淡路大震災から明年で20年を迎えます。兵庫県では、震災の経験と教訓を「伝える」「備える」「活かす」をテーマに、本年4月から1年間、震災20周年事業に取り組まれています。私たちも、この県民総ぐるみの取り組みに積極的に参画して参りたいと存じますし、連合兵庫独自の取り組みも企画実践してまいります。
本メーデー集会においては、改めて、東北被災地で今なお必死に踏ん張っている方々へ思いを寄せ、今一度、私たち一人ひとりに何ができるのかを考え、絆をより強いものとしていくことを誓い合いたいと存じます。

  次に、2014春闘でございます。

世の中の大きな注目が集まる春闘となりましたが、最大のヤマ場を越え、交渉の舞台は、中小・地場組合へと移っています。4月14日時点の集計では、賃上げ回答を引き出した組合は例年以上に増加しており、平均方式での回答水準(引上げ率)は「2%」を上回っています。これは1999年以来、実に15年ぶりの水準です。

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これまで長きにわたり一定水準に貼り付いたままであった賃金レベルそのものを、具体的に引き上げることができたことの意義は大きいと言えます。また、現段階では、要求の趣旨がすべて満たされたとまでは言えませんが、労使の真摯な交渉の積み重ねの結果として示された有額回答であり、来春闘以降につながる成果と認識するものでございます。
引き続き、未解決組合の闘争支援を軸に、労使自治のもとでデフレを終焉させ、経済の好循環につなげるという、歴史的な転換点の春闘とすべく、最後まで粘り強く闘いを展開してまいりましょう。

  次に、強い問題意識を持つ政治状況に触れたいと思います。安倍政権発足から1年余りが経過しました。アベノミクスと称する経済政策により、景気は緩やかに回復していると言われていますが、4月からの消費税増税を受けた景気等への影響が不透明ななかで、多くの働く者や生活者は、それを実感するまでには至っていません。
むしろ、生活は厳しくなっているのが実情ではないでしょうか。また、深刻な格差社会の進行と固定化は、社会の安心・安定にも影を落としています。

  そんななか、国会では「一強多弱」という政治情勢を背景に、特定秘密保護法の強行採決をはじめ、集団的自衛権行使の問題や、「国防軍の保持」「教育改革」など、安倍政権の横暴ぶりは、極めて危うい状況となっています。
こうした一連の動きは、いつか来た道への回帰につながりかねない「思想統制」「言論弾圧」の方向性でもあり、言語道断と言わねばなりません。

  さらに、安倍首相は「わが国を世界で一番企業が活躍しやすい国にする」として、雇用・労働法制の改悪につながる新たな考え方を次々に打ち出してきています。生身の人間の営みである「労働」を、「モノ」や「カネ」と同列に置き、働く者にとって最低限度のルールまでも「岩盤規制」と非難して、使い勝手のいいルールに緩和しよとしているのです。
  その狙いを端的に申し上げれば、「コストを抑えられる派遣労働を含む非正規労働者を増やし」「解雇しやすい制度を作り」「不払い残業を認めさせる」といったものです。社会問題化している「ブラック企業」を合法化するような改悪の目白押しとも言えます。
表向きは経済界に「賃上げ」を要請しておきながら、裏では経済界の求める「労働者保護ルール」の規制緩和を押し切ろうとする安倍政権の巧妙なワナを、私たちは見落としてはなりません。

  このように、デフレ脱却や成長戦略の名のもとで、働く者に犠牲を強いるとともに、働く者同士の「格差と分断」を助長するような政策が強行されることは断じて許されません。阻止に向けた世論へのアピールなど全国的な取り組みを今後とも強めていく必要があります。行動に対する積極的な参画を要請する次第です。

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  厳しいとき、難しいときは「原点に返れ」とよく言われます。今からちょうど70年前の1944年5月10日、国際労働機関(ILO)の大会で採択された「フィラデルフィア宣言」を、改めて皆さんと共有しておきたいと思います。
「労働は商品ではない」「表現及び結社の自由は不断の進歩のためには欠くことができない」「一部の貧困は全体の繁栄にとって危険である」などの根本原則をはじめ、雇用労働分野に関わる政策の策定にあたっては「政労使の三者構成原則」という考え方が国際機関で、それも70年も前に確認されているという「原点」があるということです。

  残念ながら、安倍政権は、この宣言の根本原則とは真逆の方向へと向かっていますし、労働者の代表が参加していない政府の会議体で、一方的に労働者に犠牲を強いるような政策を強行しようとしているのです。こんな理不尽な政策決定の動きには、声を大にして立ち向かわなくてはならないと言うことだと思います。

  最後になりますが、今回のメーデーは、統一スローガン「力合わせよう!心つなげよう!」、サブスローガンには「すべての働く仲間の連帯で、暮らしの底上げをめざし、働くことを軸とする安心社会を実現しよう」を掲げて開催しています。
 
連合がめざす「働くことを軸とする安心社会」と逆行する安倍政権の暴走を許さず、すべての働く仲間の連帯と、志を同じくする諸団体との連携強化で毅然と対峙し、「労働の尊厳」を守るべく共に立ち上がるとの決意を、本メーデー集会の総意として固め合いましょう!
以上のことを皆さんに訴え、主催者としての挨拶と致します。 

第85回メーデー万歳!


【来賓あいさつ】

 
井戸 敏三:兵庫県知事20140426meidei2213

◆第85回兵庫県メーデー神戸中央大会のご盛会をお祝い申し上げます。そして、労働福祉向上のために力を結集されているエネルギーに心から賛意を表します。
  今春闘では、久方ぶりに賃上げが実現しております。この勢いを中小の働く仲間の皆さんにも広げていただきたい。実は私自身も連合兵庫・兵庫県経営者協会へ賃上げ要請を致しました。それは、4月からの消費税増税を受けて景気が腰折れ状態にならぬようとの思いからです。
  平成25年度の景気回復の要因は、個人消費と公共投資であり、企業の設備投資には及んでいませんでした。
  兵庫県として公共支出については、昨年度並みの事業計画を確保しておりますので、個人消費の落ち込みを懸念しておりました。ただ、今回の消費税増税分の税収は、すべて社会福祉財源として使われるということで、前回の増税とは意味合いが異なるということも理解しておく必要があります。
  最近の景気動向を見ますと、ものづくり県である兵庫県は景気回復のスピードが遅れがちですが、ようやく企業の業績上昇にともなう設備投資の動きが出てきていますので、本年度の景気の着実な進展を期待したい。

  辻会長からもありましたが、来年の1月17日で、あの阪神・淡路大震災から20年目を迎えます。復旧・復興に携わってこられた方々の努力や歩みをあらためて振り返り、安心・安全な社会の構築に活かしていかねばなりません。あの震災の教訓を、「忘れない」「伝える」「備える」「活かす」をテーマに、県民総参加で発信していきましょう。
  2月の県議会で第3次行革プランが決定されました。平成30年をめどに収支均衡を実現させ、健全財政を堅持できるよう、持続可能な県政運営をめざしておりますので、県民の皆さまにもご理解をいただきたいと思います。
  最後に、今メーデーを祝して一句詠ませていただきます。
『新緑の 生命力になぞらえて 我らの願い叶えゆきなん』
  私たちの願いが実現していきますようともに歩んでいきましょう。


久元 喜造:神戸市長

◆昨年の11月から神戸市長に就任致しました。兵庫県メーデー神20140426meidei2220戸中央大会には、はじめて出席させていただきました。本日、このメーデーに参加されている皆さまに心より連帯の意を表します。
  経済の成長は必要ではありますが、その成果については、働く皆さんにしっかりと還元されるべきと考えます。男性も女性も、老いも若きも、そして、正規で働く方も非正規で働く方もバランス良く労働条件の改善がはかられていかねばなりません。
  神戸市行政は、このような基本的な考え方のもと行政運営をすすめていきたいと思います。
辻会長のいわれた「格差」拡大とも真正面から解決に向けて闘っていきます。また、残念ながら社会に広がっている「孤独」「貧困」問題にも向き合ってまいります。
  そして、神戸市政は、働く皆さんの生活面での責任を持っており、「医療」「保険」「福祉」「教育」などさまざまな分野で前進できるよう、全力で取り組んでいきます。子ども・子育て環境については、昨年の4月待機児童数は337人でした。できるだけ早く解消できるように努力してまいります。平成26年度予算では、1400人の保育拡大をおこない、働く皆さんの子育て環境をより良くするために全力をあげていきます。来年は阪神・淡路大震災より20年となります。
  神戸市民は、あの経験を活かしながら東日本大震災等の支援をおこなってきました。神戸は神戸のためだけでなく、ほかの地域にも貢献できる都市でありたい、さらに神戸市民がそのことを誇りに思えるようにしたいと思いますので、力をあわせていきましょう。

 

水岡 俊一:民主党兵庫県総支部連合会代表20140426meidei2236

◆第85回兵庫県メーデー神戸中央大会の開催をお祝い致しますとともに、本日ご参集の皆さまにご支援いただいている民主党・社民党を代表して、連帯のごあいさつを申しあげます。
  『国力の源は「労働」にあり』といいますが、働く人を大切にしない政権は国を滅ぼしてしまいます。民主党政権では、労働者派遣法改正・労働契約法改正・雇用保険法改正など多くの労働者保護政策に取り組んできました。まさに、連合の皆さんと力をあわせてすすめてきたわけですが、雇用の大原則は「期限の定めのない直接雇用」です。そこには、何をおいても雇用の安定がはかるべきだとの信念があったのです。

  安陪政権は、小泉政権以上に危険な労働法の「大改悪」を押し進めており、すでに労働者派遣法の改悪案を国会に提出しております。また、政府が打ち出している新しい労働時間制度については、残業代ゼロと批判のあった「ホワイトカラー・エグゼンプション」よりもその対象者を広げ、企業に都合のよい内容となっています。労働者にとって命にかかわる働きすぎに歯止めがかからないというとんでもない制度がつくられようとしています。
  このような労働法の「大改悪」を阻止するために、そして、平和を守り世界で一番「安心・安全」に暮らせる国をめざして、連合の皆さんと一つになって闘ってまいります。
私たちは、来年の統一地方選挙に向けて取り組みをすすめておりますが、日ごろから連携をとらせていただいております県議会・市町議会議員の仲間に対するご支援を申し上げます。ともに、がんばりましょう。

 
【来賓紹介】

◆梶川 美佐男:社会民主党兵庫県連合代表
◆若山 忠義:近畿労働金庫兵庫地区統括本部長
◆酒井 行雄:全労済兵庫県本部長
◆藤江 勝久:兵庫高齢・退職者連合
◆坂本 三郎:部落解放同盟兵庫県連合会会長

ほか、国会・県会・市会・町会議員、行政関係者 多数


【メーデー宣言   植村武史:副実行委員長(神戸労福協 会長】

 

20140426meidei2241メーデー宣言(案)

  本日、私たちは第85回兵庫県メーデー神戸中央大会を開催した。

東日本大震災からすでに3年が経過したが、震災は多くの犠牲者を出したばかりか、今もなお多くの被災者が不自由な生活を強いられている。
  私たちは、被災地の復興・再生を引き続き全力で支えていくとともに、震災を決して風化させないよう、20年を迎える阪神淡路大震災の教訓も踏まえつつ、被災地との絆をさらに深め、復興と再生に向けた取り組みを継続・強化していく。
また、月例賃金に徹底してこだわり、「今こそ賃上げ、デフレからの脱却」の実現をめざした2014春季生活闘争を最後まで闘い抜き、すべての働くものの賃金底上げと処遇改善、格差是正を求め、先頭に立ってその成果を地域に拡げていく。

  私たちは、「人への投資」を経営に求める。そして、これに逆行する労働者保護ルールの改悪に反対し、働く人に十分に報いる社会を実現する。不安定雇用の増加など、雇用の劣化や職場の荒廃、格差の拡大に歯止めをかけ、「働くことを軸とする安心社会」の実現に全力を尽くそう。

 世界各地で自由と平和を脅かす状況が続き、地域紛争やテロも後を絶たない。私たちは、いかなる国に対しても、これを許さず平和の構築に向けて、力を尽くし行動していく。また、日本の平和を脅かす反動的な動きにも反対して取り組んでいく。

  さらに、核兵器の人道的影響は絶大で、核兵器は禁止されるべきである。核兵器の全廃をめざし、いかなる努力も惜しむことなく、核兵器のない世界を実現しよう。
メーデーは労働者の国際連帯の日である。世界では、労働者の基本的権利など人権の侵害や、労働組合活動家への厳しい弾圧と迫害は依然として後を絶たない。私たちは、諸外国の労働組合と連帯し、すべての人のディーセント・ワーク実現にむけて取り組み、格差を是正し、自由と世界の恒久平和、貧困の撲滅をめざす。

  連合結成25年目を迎えて開催する本メーデー神戸中央大会では、これら重要課題に対してすべての働く仲間が結集し、力を合わせ、心をつなげて、「STOP THE 格差社会!暮らしの底上げ実現」をめざす。
  そして、志を同じくするすべての仲間との連携と連帯で、「働くことを軸とする安心社会」を実現することを、今ここに宣言する。

2014年4月26日

第85回兵庫県メーデー神戸中央大会


【特別決議   丸山清人:副実行委員長(連合神戸 議長)】

 

労働者保護ルール改悪を許さない特別決議(案)20140426meidei2243

  わが国は、働く者のうち約9割が雇用関係の下で働く「雇用社会」である。この「雇用社会日本」の主人公である雇用労働者が、安定的な雇用と公正な処遇の下で安心して働くことができる環境を整備することが、デフレからの脱却、ひいては日本経済・社会の持続的な成長のために必要である。
それにもかかわらず、いま、政府の産業競争力会議や規制改革会議などでは、「成長戦略」の名の下に、「解雇の金銭解決制度」や「ホワイトカラー・イグゼンプション」の導入、解雇しやすい正社員を増やす懸念のある「限定正社員」の普及などが、我々働く者の代表が参加できないところで、一方的に検討されている。

  また、国会では「“生涯ハケン”で“低賃金”」につながりかねない労働者派遣法の改悪審議もはじまろうとしている。
  さらに、政府内の一部の会議体の議論は、労働政策に係る基本方針の策定のあり方にも及んでおり、労使の利害調整の枠を超えた総理主導の仕組みを創設することも提言されている。雇用・労働政策は、ILOの三者構成原則に基づき労働政策審議会において議論すべきであり、こうした提言は、国際標準から逸脱したものと言わざるを得ない。
働く者の犠牲の上に成長戦略を描くことは決して許されることではなく、むしろ政府が掲げる「経済の好循環」とは全く逆の動きであると言える。

  我々は、労働者保護ルールの後退を招く規制緩和に反対し、ワーク・ライフ・バランスの推進、ディーセント・ワーク実現など、働く者の環境改善をめざしていく。
この間、労働者保護強化の実現に向けて、労働政策審議会での議論と並行して街宣活動、緊急集会、議員要請、新聞広告など、世論喚起に向けた取り組みを展開し、各地域においても、街宣行動や地方議会での意見書採択等に取り組んできた。

  引き続き、労働者保護ルール改悪阻止にむけて、組織の総力を挙げて「STOP THE 格差社会! 暮らしの底上げ実現」キャンペーンを県内各地で展開することを決議する。

2014年4月26日

第85回兵庫県メーデー神戸中央大会


【ガンバロー三唱】

 ◆辻:実行委員長のリードで、すべての働く仲間による連帯で、力あわせ、心あわせてともに立ち上がる決意を誓い、参加者全員でガンバローを三唱し、第85回兵庫県メーデー神戸中央大会の幕を閉じました。

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【無名戦士の碑 献花式】

◆メーデー式典終了後、会場に隣接する「兵庫県解放運動無名戦士の碑」への献花式を執り行いました。
献花式には、メーデー実行委員会役員をはじめ、県下労働運動のOB多数が臨席し、先達の功績をしのびながら白菊をささげました。

◆献花式は冒頭、澤田:メーデー実行委員会事務局長が「無名戦士の碑」に関する説明を述べ、つづいて辻  芳治:メーデー実行委員長、北条勝利:無名戦士の碑運営委員会代表委員があいさつを述べ、各関係団体代表が代表献花をおこなったあと、連合兵庫役員、県下労働組合役員およびOBなどが先輩たちの偉業をしのびつつ、献花しました。


開式あいさつ

第85回兵庫県メーデー神戸中央大会実行委員会

事務局長  澤田 昌生

  ご臨席の各位には、たいへんお待たせ申し上げましたが、ただいまより兵庫県解放運動無名戦士の碑献花式を執り行20140426me-da2256わせていただきます。

  さて、本、兵庫県解放運動無名戦士の碑は、1965年4月に建立され、1966年5月に第1回の合祀祭を執り行いましてより、こんにちまでに813柱の社会労働運動の先達をお祀りさせていただいております。

  社会労働運動は多くの現場活動家たちの努力で支えられ前進してきましたが、それは労多くして報われることの少ない道です。そこで、そうした社会正義の実践家たちを、せめてお亡くなりになったあとからでも、それぞれの思想や世界観の差異で区別することなく、その功績をたたえ、敬意と感謝を表し、人道の名において永遠に御霊をお祀り申し上げるものです。

  それでは、物故先達各位の御霊に新氏深甚なる敬意を表しつつ、私たちの活動を見守っていただく事を思いながら、献花式を進めさせていただきます。 

 

ごあいさつ

第85回兵庫県メーデー神20140426me-da2261戸中央大会
実行委員長  辻 芳治

  本日、私たちは、兵庫県下の多くの働く仲間が結集し、「力合わせよう、心つなげよう!」の合言葉のもと、兵庫におけるメーデー発祥の地・ここ大倉山で「第85回兵庫県メーデー神戸中央大会」を成功裡に開催致しました。   今日、平和裏に「働く者の祭典」が開催できますのも、ここに合祀される813柱という多くの諸先輩方が、永年にわたり労働者解放の運動に尽くされてきた賜物と、改めて心からの感謝と敬意を表する次第でございます。

  さて、一昨年の総選挙により発足した安倍政権は、この1年余りの間、国会での圧倒的多数を占める数の力を背景に、特定秘密保護法の強行採決をはじめ、その横暴ぶりは、極めて危うい状況となっています。
  多くの憲法学者が「立憲主義の精神を逸脱した暴挙」と厳しく指弾している集団的自衛権行使の問題や、自民党憲法改正草案に盛り込まれた「国防軍の保持」、さらには、教育委員会制度や教科書検定基準見直しなどの教育改革も進めようとしています。
  こうした安倍政権の一連の動きは、いつか来た道への回帰にもつながりかねない「思想統制」「言論弾圧」の方向性であり、言語道断と言わねばなりません。
  さらに、私たち連合にとって最重要の運動課題となっているのが、「労働者保護ルール改悪阻止」の取り組みです。政府は、わが国を「世界で一番企業が活躍しやすい国」にするとして、働く者を犠牲にしてでも、アベノミクス「成長戦略」の名のもとで、企業経営や日本経済の安定をめざそうとしています。
  私たちは、こうした安倍政権の暴走、格差や貧困そして働く者の分断といった世の中の不条理には、働く仲間の団結で毅然と対峙し、「労働の尊厳」を守るべく闘い続けることで、「働くことを軸とする安心社会」をめざす所存です。

  また、あの阪神・淡路大震災から20年を迎えようとしています。兵庫県が「伝える」「備える」「活かす」をテーマに進められている、県民総ぐるみの「震災20周年事業」への積極的な参画とあわせ、3年がたった東日本大震災の被災地支援の取り組みも、今なお必死に被災地で踏ん張っている方々に思いを寄せ、決して風化をさせないよう継承しなくてはなりません。
  私たちは、こうした厳しい諸情勢にある時だからこそ、働く者の団結と行動で、危うい安倍政権の暴走を食い止めるべく果敢に闘い抜くとともに、働く兵庫県民と連帯して、「ふるさと兵庫」の一層の発展に尽くすとの決意を新たにしているところです。

  以上、第85回兵庫県メーデー神戸中央大会成功のご報告と、私たち働く者の闘う決意を表明し、メーデー献花式にあたっての挨拶と致します。

 

ごあいさつ

「無名戦士の碑運営委員会代表委20140426me-da2265員  北条 勝利

  まず、「無名戦士の碑」に祀(まつ)られています「先輩・同志の皆様」に、本日第85回兵庫県中央メーデーが、盛大に執り行われたことを、ご報告をさせて戴きます。

  戦前の、労働運動の発祥の地であります、この神戸において、毎年兵庫県メーデーが開催されますことは、これまで労働運動に多大な貢献をされてきました、先輩・同志の皆様のお蔭と、感謝を申し上げます。

  戦後、営々と築きあげられてきた労働運動を継承し、その時々の困難・危機を乗り越え、現在に至っています。
  あと
を託された私たちは、お互いに団結・切磋琢磨し、いかなる困難な状況をも乗り切っていかねばなりません。

  さらに、職場における労働条件改善はもとより、労働者生活の安全・安心に向けた活動においても、その任務を果たすべく、日々奮闘しているところです。

  阪神・淡路大震災から20年を迎えようとする時期、震災を知らない世代が、労働運動の一翼を担う時代へと、すぐそこまで来ています。

  私たちは、この世代に労働運動の重要性をしっかり、引き継いでいく義務が有ります。
  本日、ここに、あらためて私たちの決意を表明し、哀悼の言葉とさせて戴きます。
 

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