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5.27中央総行動・全国統一集会・兵庫県集会(内容掲載)

  • 場所:兵庫県中央労働センター大ホール
  • 時間:2014年5月27日(火)

5.27中央総行動・全国統一集会・兵庫県集会 

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◆中央集会に先がけて18:20から始まった兵庫県集会では、司会・進行の福永:事務局長が、「本集会は、現政府がもくろんでいる労働者にとって見過ごすことの出来ない労働者保護ルールの改悪に対し、構成組織の皆さんと認識の共有とともに、仲間の力を結集して断固反対していく意志統一の場としたい」と述べ、つづいて主催者を代表して、辻:会長があいさつに立ちました。

主催者代表あいさつ

連合兵庫会長   辻    芳治

 ◆本日「労働者保護ルール改悪阻止」を掲げ開催する全国統一集会・兵庫20140527zenkokusyukai2287県集会ですが、結成25年を迎える連合運動の歴史のなか、初の試みとして、東京の日比谷野外音楽堂で、6時30分より開催される人規模の中央集会模様を、全国47都道府県連合会が開催する集会でインターネット同時中継し、全国的な情勢認識共有と改悪阻止に向けた意思結集を図ろうとするものでございます。

◆労働者保護ルール改悪阻止の取り組みは、一昨年末の安倍政権発足以降の動きの中で、経済政策であるアベノミクス三本の矢の一つ「成長戦略」の検討テーマとされてきたことに対峙し、約1年間におよぶ取り組みとなっています。

◆連合兵庫としては、この全国的な取り組み「ストップ・ザ格差社会!暮らしの底上げ実現キャンペーン」に合わせ、昨年6月と12月、今年になって、3月の春闘総決起集会時、4月の機関会議終了後、そして本日と、通算5回にわたり、神戸三宮・元町を中心に街頭アピール行動を展開してきました。
同時に、県下各地域においても、各地域協議会が中心になって地域事情に応じた街頭活動にも取り組んで頂いております。

◆さらに、兵庫県下各議会のおける「意見書採択」の要請行動も3月議会で展開し、「兵庫県議会、明石・相生両市議会、新温泉・太子両町議会」で採択に持ち込むという成果を出して頂いております。引き続き、6月議会を視野に対応を継続しているところです。

◆まさに、連合の組織を挙げた全国的取り組みに盛り上がってきており、国会審議にも少なからずインパクトを与えつつあります。それは、働く私たちにとって、見過ごすことのできない、強権的な安倍政権の暴挙に、今立ち上がらずして、どうするのかと言う「強い問題意識」があるからに他なりません。

◆労働者保護ルールの改悪は、働くすべての人に影響を及ぼすばかりでなく、わが国の将来に大きな禍根を残す、つまり、私たちの子供や孫の世代に「正社員の求人が減り、不安定で低処遇の非正規しか道がない」といった、「不条理な雇用社会」を引き継いではならないという問題意識からと言えるでしょう。

◆最後になりますが、本集会においては、あらためて「働く者を犠牲にした成長戦略は許さない」との怒りの想いを共有頂くとともに、本日を契機に、それぞれの構成組織におかれましても、組合員の皆さんとの認識共有に努めて頂きたくご要請申し上げる次第です。
また、地域協議会や各級議員の皆様には、意見書採択の取り組み継続や、節々での街頭行動の実践など、引き続き、積極的な取り組みを県下各地で展開頂きますようお願い申し上げます。

 
◆ 連合中央集会のインターネット中継  18:30 ~ ◆

■ 開会(司会)         木村:副事務局長

■ 主催者あいさつ    連合会長     古賀 伸明

■ 政党国会報告      民主党代表  海江田 万里

■ 運動をつなぐAction! ~ LIVE47 ~

   連合愛知  →  連合島根  →  連合愛媛  →  連合北海道  →  連合本部

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◆つぎに、本集会にご参加いただいている民主党各級議員の皆さんを代表して、民主党兵庫県連副代表の横畑 和幸さんより、連帯のごあいさつをいただきました。

連帯あいさつ

民主党兵庫県総支部連合会 副代表  横畑 和幸20140527zenkokusyukai2323

◆本日、連合の中央集会に参加しております水岡代表に代わってごあいさつ致します。

◆安陪政権のすすめる経済成長戦略「三本の矢」では、ある程度の規制緩和は現在の経済成長に必要かもしれませんが、労働者を踏み台にした成長などありえない、許してはならないと思います。
消費税増税の影響や集団的自衛権行使の問題などがマスコミで取り上げられていますが、労働者保護ルールの改悪問題こそ、大きく報道されるべき課題です。

◆民主党の綱領には、「働く者のよりどころとなる政党になること」を掲げております。私たちは今後も、働く者の代表として、連合の皆さまとともに連携し労働者保護ルールの改悪阻止に向けて取り組んでいきます。

◆つづいて、本集会のアピール(案)を森永:会長代理(電機連合)が読み上げ、満場の拍手で採択されました。

『STOP THE 格差社会!暮らしの底上げ実現! 労働者保護ルール改悪阻止!』

5.27中央総行動・全国統一集会 アピール

連合兵庫会長代理20140527zenkokusyukai2326  森永    進

 われわれは、本日、全国の働く仲間とともに、怒りの声を一斉にあげる。
 
働く者を犠牲にした成長戦略は許さない!
 
労働者保護ルールの改悪は断固反対!

  政府では、「世界で一番企業が活躍しやすい国」をめざして「成長戦略」を策定すべく、産業競争力会議や規制改革会議などで検討が行われている。しかも、それはわれわれ働く者の代表がいないところで非公開で行われている。
 
労働者を使い捨てにする「ブラック企業」に対する批判が強まっている中、ワークルールの強化こそ求められている。それにもかかわらず、政府は、労働時間規制の適用除外を大幅に拡大し、長時間労働を誘発し残業代を払わない新たな労働時間制度の創設など、労働者保護ルールの大改悪を行おうとしている。
 
一方、国会では、「“生涯”派遣で“低賃金”」につながる労働者派遣法の改悪審議もはじまろうとしている。

  働く者の生活を支える「雇用」が危ない。
 
われわれは、すべての働く者が安心して働き、暮らしていけるよう、以下のことを要求する。

一.長時間労働を誘発する労働時間規制の緩和、不当解雇で勝訴しても職場復帰を閉ざす「解雇の金銭解決制度」の導入を行わないこと。安心して働き続けられるための労働者保護ルールを堅持・強化すること。

一.「“生涯”派遣で“低賃金”」につながる労働者派遣法の改悪を阻止し、業務区分による期間制限や「均等」待遇原則の導入を実現すること。

一.雇用・労働政策に係る議論は、ILOの三者構成原則にもとづき、労働者、使用者、公益の各委員で構成される労働政策審議会で行うこと。

  すべての働く者の力を結集し、政府が推し進めようとしている労働者保護ルールの改悪にストップをかけよう!

2014年5月27日
5.27中央総行動・全国統一集会・兵庫県集会

 ◆最後に、澤田:会長代理(電力総連)が「労働者を犠牲にする政策には断固反対をする。経済の好循環を実現するのは『人』である。連合兵庫に集う仲間の皆さんとともに、労働者保護ルール改悪阻止へ団結していこう」と述べ、力強くガンバロウを三唱し、閉会しました。

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