２０１７春季生活闘争方針説明会を開催

≪２０１７春季生活闘争方針 【概要】 ≫

○２０１７春季生活闘争は、「経済の自立的成長」「包摂的な社会の構築」「ディーセント・ワークの実現」をめざす取り組みである。そのためには引き続き所得向上による消費拡大をはかる必要があり、すべての働く者の賃金の「底上げ・底支え」と「格差是正」の実現に取り組む。

○「底上げ・底支え」「格差是正」のためには、「大手追従・準拠からの脱却」「サプライチェーン全体の付加価値配分」の取り組みを前進させなければならない。とりわけ、規模間格差の是正に向けて、中小組合における賃金実態把握と賃金賃金制度確立を徹底するとともに、経営者団体および行政とも連携して公正取引の推進に取り組んでいく。

○地方連合会においても、経営者団体をはじめとする地域のあらゆるステークホルダーとの連携をはかる「地域フォーラム」を全都道府県で開催するなど社会対話を進めるとともに、地域の賃金相場確立に向けた情報開示に努める。

≪２０１７春季生活闘争方針説明会 次第≫

1．　開　会　(司会進行)　　

　　　網島　雅彦　【連合兵庫　副事務局長】

２．  主催者代表挨拶　

　　　辻　　芳治　【連合兵庫　　会　長　】       

◆連合兵庫は、10月27日の地方委員会で、第15期後半年度の活動方針を決めスタートをしました。本日の2017春闘方針については、この後、須田局長から詳しくご説明をいただきますが、この春闘のポインを簡単に申し上げるならば、2014春闘から続いている流れを持続させて、さらに広がりをめざす、そういったことが方針のポイントになってくるであろうかと思われます。

◆所得の向上による、消費の拡大を通じた、『経済の好循環』と言っていましたが、連合本部のこだわりで、この春闘からは『経済の自立的成長』という言い方をしています。これは2014春闘の前から、政労使会議ということで『デフレ脱却と経済の好循環』のキーワードで、三者共通の目指すべき方向で確認されましたが、いま安倍政権が目指している、経済政策なり、アベノミクスの目指す方向と、我々労働側が目指す方向とは違うことに、こだわりを持ってこのような表現に決まったということです。また、そうした『経済の自立的成長』を目指して、従来同様に「底上げ・底支え・格差是正」を重点課題にして、大手追従、準拠などの方向を転換する取り組み、さらにはサプライチェーン全体の付加価値の配分、こうした流れを継続、さらに定着を目指そうということでございます。

◆一方で、政治の方に目を向けますと、国会も2週間ほど延長が確認をされTPPなり、年金の関連法案、またカジノ法案などについても審議するだとか、与党の思惑のまま、数の力で進められています。また、解散総選挙も話題としてございますので注視していかなくてはなりません。そうなると、春闘と解散総選挙、この二つの重要な課題を同時並行的に、われわれは向き合っていかなくてはなりませんが、そうした事態も覚悟したうえで、それぞれの組織・地域で向き合い、協力し合いたいというふうに思います。

◆本日の方針説明会において、情勢認識をしっかりと合わせて、それぞれの構成組織では、今後の方針を確立していく前の段階と思いますので、そうした討議にも踏まえていただき、この説明会がタイミング的にも異議のある場にしていただきますように、最後までのご協力をお願い申し上げて、開会にあたって、主催者からの挨拶に代えさせていただきたいと思います。

３．　連合2017春季生活闘争方針について

　　　講師：連合本部　総合労働局長　須田　　孝　様

◆２０１７春季生活闘争方針

◆２０１７春季生活闘争 中小共闘方針

◆２０１７春季生活闘争 非正規共闘方針

◆２０１７春季生活闘争における男女平等課題の取り組み

◆２０１７春季生活闘争におけるワークルールの取り組み

◆２０１７春季生活闘争「政策・制度実現の取り組み」について

◆２０１７春季生活闘争 共闘体制

◆２０１７春季生活闘争 共闘連絡会議の構成と運営について

◆２０１７春季生活闘争について(プレリリース)

               共闘連絡会議 第1回全体代表者会議 確認事項

◆２０１７春季生活闘争方針 情勢資料

   質疑･応答

４．　閉　会　あいさつ　　

　　　 尾野　哲男　【連合兵庫副会長(労働対策専門委員会委員長)】